部下のモチベーションを下げる、上司の7つの行動

今日は、部下のモチベーションを下げる、上司の7つの行動について紹介します。

 

理解を深めるために、下記2つの視点でブログを読み進めていっていただけると幸いです。

部下に対して、7つの行動をしていないか

自分が部下時代にされて嬉しかったこと・嫌だったことは何か

 

NG行動1:メンバーによって接する回数が異なる

皆さんは、どの部下に対しても平等に接していますか。

 

下記のような上司の不公平な態度は、部下のモチベーションを下げる要因になります。

特定の部下だけを可愛がる

たまにしか話さない部下がいる

部下の中で、好き・嫌いがある

反対意見を述べる部下とは、距離を置く

馬が合わない部下とは、距離を置く

特定の部下を必要以上に褒めたり、叱ったりする

 

皆さんも、「気にかけてくれる上司の前では、自然とやる気がでて、頑張ってしまった」という経験はありませんか。

人は、相手に気にかけてもらうだけで、「自分は大切にされている・期待をされている」といったプラスの感情を抱きます。

 

部下によって接する回数にばらつきがあるという方は、下記3つを意識するようにしましょう。

 

(1)相手の名前を呼ぶ

部下と会話をする際は、意識して「相手の名前」を呼ぶようにしましょう。

相手の名前を呼ぶだけで、「相手を承認している」ことになります。

くれぐれも、名前を呼び捨てにしたり、「お前」などの失礼な言い方をしないようにしましょう。

 

(2)挨拶プラス一言

「おはよう」・「お疲れ様」と声をかけるときには、

挨拶だけで終わらずに、プラスの一言を添えるようにしましょう。

 

おはよう。朝から元気がいいね!

おはよう。昨日は、遅くまで残業させちゃって悪かったね。

おはよう。そのネクタイきまっているね!

 

お疲れ様。熱い中、営業まわり大変だっただろう。

お疲れ様。もう資料完成したの!仕事が早いね!

お疲れ様。タイトなスケジュールな中、よく頑張ったね!

 

相手を褒める・労う言葉を添えるのがポイントです。

 

(3)部下の良いところに目を向ける

どんな部下にも必ず良いところがあります。

部下の長所に目を向ければ、「馬が合わない」・「苦手だ」と感じていた部下でも、親しみがわきます。

 

どんな部下にも関心を寄せる、相手の良いところを探す習慣を持つようにしましょう。

 

NG行動2:部下の失敗を必要以上に責める

部下が失敗したときに、部下のモチベーションを下げない対応ができているのは、次のうちどちらですか。

 

【A】どうしてそんな失敗をしたんだ!

【B】上司である私も、あなたともっとコミュニケーションをとってアドバイスをすればよかった・・・。そうできなくて、ごめんなさい。

 

 

 

 

 

答えは、【B】です。

 

【B】は、「部下の失敗は、上司の責任である」といった捉え方をしています。

また、上司が「自分も悪かった」と言うことで、部下の方は恐縮して、余計に自分の行動を反省するようになります。

 

それに対して、【A】は、「失敗を部下の責任」と捉えています。

また、部下としては、「責められている」といった感情を抱くので、自分を守るために言い訳を述べたり、他人のせいにする傾向があります。

 

 

つまり、失敗をしてしまった部下にも、責任はありますが、

途中で軌道修正や指導を図れなかった上司にも責任はあります。

 

部下が失敗をしたときには、上司として下記項目について、振り返りをおこなうようにしましょう。

 

指示を出すときに、あいまいな表現・分かりづらい説明をしなかったか。

部下に対して、進捗管理をおこなったか。

部下が相談しやすい雰囲気をつくっていたか。

部下の仕事は、オーバーワークになっていないか。

仕事に取り組むのに、十分な期間を与えたか

 

部下と上司の両方が、自分自身を反省し、次につなげることができたら

相乗効果で、次はもっとより良い仕事ができるようになります。

 

部下が失敗をした時こそ、「自分自身を客観的に振り返る習慣」を持つようにしましょう。

 

NG行動3:部下の話を途中で遮る

部下が報告をしているときに、つい下記のような発言をしていませんか。

 

で、結論は何?

何が言いたいのか、よく分からないんだけど。

もっと整理してから、報告してくれよ。

 

話を遮ることで、部下は下記のようなネガティブな感情を抱きます。

上司は、自分の話に興味がない

上司は、自分には話術がないと感じている

上司の気分を損ねてしまった

また報告をしても、ダメ出しをされそうで怖い

 

つまり、部下の話を遮ることは、部下を委縮させ、自信を無くさせてしまうのです。

 

そうならないためにも、要領を得ない話し方をする部下には、

①部下の話を最後まで聴く

②「要約」を入れる

この2点を意識して話を聴くようにしましょう。

 

上司が要約を入れることで、部下は、「こんな風に話をまとめればいいんだ!」という良い手本を見ることができ、徐々に言い回しを覚えていきます。

 

根気強く、日々の会話のなかで、部下の話し方のトレーニングを行っていきましょう。

 

NG行動4:ホウレンソウ(報告・連絡・相談)に対して、受け身

皆さんは、部下に対して、

なんで報告をしないんだ!

私に相談しないから、こういうことになるんだ!

などの発言をした経験は、ありませんか。

 

こういった上司の言動は、部下のモチベーションを下げる要因になります。

 

なぜなら、部下には、

ホウレンソウがしづらい雰囲気をつくっているのは上司の方だ

報告をするたびに説教をされるくらいだったら、しない方がましだ

といった部下なりの自論があるからです。

 

つまり、上司は、部下がホウレンソウをしやすい環境を作ってあげる事が大切です。

具体的にはどうしたらいいのでしょうか。方法は2つあります。

 

(1)上司の方から、ホウレンソウを働きかける

①「~の件、順調?困っていることはない?」と部下に声をかける

 

②部下が報告をしやすいように、上司がホウレンソウの時間やタイミングを指定する

今日は、14時~16時までデスクにいるので、報告がある方は、その時間帯にお願いします。

A工程まで作業が完了したら、途中報告を入れてください。

 

(2)ホウレンソウで部下のやる気を高める

部下をポジティブにさせる報告を、上司自ら入れるようにしましょう。

 

例えば、部下がプレゼン資料を作ってくれた場合、

上司であるあなたはこんな報告をいれます。

 

「取引先の担当者が、“分かりやすい資料だ“と褒めていたよ。」

 

つまり、上司が報告を入れることで、

部下は、自分の仕事が上司にどのように役立っているのか

会社にどのような影響を与えているのか

といったことを知ることができます。

 

ホウレンソウとは、部下と上司、両方が働きかけるもの

といった認識を持つようにしましょう。

 

<関連記事はこちら>

部下が、「自発的に報・連・相をするようになる」5つの方法

 

NG行動5:頑張っている部下に、「頑張れ」と声をかける

頑張っている部下に「頑張れ」と声を掛けても、

部下はプレッシャーを感じたり、「いまの頑張りでは足りないんだ」と落ち込んでしまいます。

 

応援や励ましの意味で言っている「頑張れ」という言葉が、

ときに部下のモチベーションを下げる要因になってしまうのです。

 

では、「頑張れ」を、どんな言葉に言い換えればいいのでしょうか。

3つの言い換えができます。

 

(1)頑張っているね!

部下の頑張りを認める言い方です。

すでに十分頑張っている部下に対して、使うといいでしょう。

 

(2)一緒にがんばろう!

これをコーチングの用語では、「Let’s視点」と言います。

もう少し、頑張って欲しいと思っている部下に対して使うと、角が立たずいいでしょう。

 

(3)いつでも相談にのるよ!

部下のなかには、頑張っているのに成果がでなくて行き詰っている部下がいます。

そんな部下に対して、使うといいでしょう。

 

ちょっとした言葉のニュアンスを変えるだけで、相手の受け取り方が変わります。

相手のモチベーションを上げる言葉は何か、そんなことを意識しながら言葉を選んでいくことが大切です。

 

NG行動6:部下の予定を考えずに、上司都合で急な仕事を振る

皆さんは、下記のような部下のモチベーションを下げる仕事の振り方をしていませんか。

 

①終業間際に、急ぎの仕事を振る

②急にミーティングの予定を入れる

③指示事項が、二転三転する

 

①~③の仕事の振り方は、部下の予定や計画を乱す要因になります。

 

下記3点に注意して、仕事を頼むようにしましょう。

急ぎの仕事は、週の初めに、遅くてもその日の朝に頼む

ミーティングをやるときには、事前に日時を決めてから行う

部下に指示した内容を記録し、指示事項を一貫させる

 

また、部下に仕事を頼む際のちょっとした裏技を紹介します。

部下に用事があるときのベストな呼び方は、次の内どちらだと思いますか。

 

【A】上司が、部下のデスクに行く

【B】部下を、上司のデスクに呼びつける

 

 

 

 

答えは、【A】です。

「上司が部下のデスクに行く」メリットは3つあります。

 

(1)「大切に扱ってもらっている」といった印象を部下に与えることができます。

 

(2)部下が、上司と話をしやすくなる。

特に、上司の席に行くと緊張してしまうという部下の場合は、

自分のテリトリーであるマイデスクに上司が来てくれるだけで、

上司と話がしやすくなります。

 

(3)上司が部下の仕事を垣間見れる

部下のデスクに行くことによって、

部下がいま取り組んでいる仕事の状況や、

机の乱雑状況から、仕事の忙しさを測ることができます。

 

部下のモチベーションを上げるためには、

時折「部下のデスクに上司自ら出向く」といったことを実践してみましょう。

 

NG行動7:自分の物差しで部下を評価する

自分の物差しで部下を評価すると、部下の個性ややる気を奪う恐れがあります。

 

皆さんは、下記項目のうち、何個あてはまりますか。

①「なんでこんな簡単なこともできないんだ」と部下に対して思うことがある

②自分と似たタイプの部下は、どこをどう刺激するとやる気に繋がるか把握しているが、

自分の正反対の部下は、正直扱いに困る。

②「部下とはこうあるべきだ!」という理想や期待を持っている。

 

〇がついた方は、部下に対する3つの考え方を持つと、どんな部下でも柔軟に受け入れられるようになります。

よかったら参考にしてください。

 

①キャリアや性格も違う部下は、自分ができることが出来なくて当然。

②自分と似たタイプではないからこそ、お互いの長所や短所を補える。

③「部下とはこうあるべきだ」という先入観や決めつけを持たず、まっさらな状態で相手を見る。

 

まとめ

以上今日は、部下のモチベーションを下げる、上司の7つの行動について紹介しました。

 

NG行動1:メンバーによって接する回数が異なる

(1)相手の名前を呼ぶ

(2)挨拶プラス一言

(3)部下の良いところに目を向ける

 

NG行動2:下の失敗を必要以上に責める

(1)「部下の失敗は、上司の責任である」といった捉え方をする

 

NG行動3:部下の話を途中で遮る

①部下の話を最後まで聴く

②「要約」を入れる

この2点を意識する

 

NG行動4:ホウレンソウ(報告・連絡・相談)に対して、受け身

(1)上司の方から、ホウレンソウを働きかける

(2)ホウレンソウで部下のやる気を高める

 

NG行動5:頑張っている部下に、「頑張れ」と声をかける

「頑張れ」を3つの言葉に言い換える

頑張っているね!

一緒に頑張ろう!

いつでも相談にのるよ!

 

NG行動6:部下の予定を考えずに、上司都合で急な仕事を振る

急ぎの仕事は、週の初めに、遅くてもその日の朝に頼む

ミーティングをやるときには、事前に日時を決めてから行う

部下に指示した内容を記録し、指示事項を一貫させる

 

NG行動7:自分の物差しで部下を評価する

部下に対する3つの考え方を持つ

①キャリアや性格も違う部下は、自分ができることが出来なくて当然。

②自分と似たタイプではないからこそ、お互いの長所や短所を補える。

③「部下とはこうあるべきだ」という先入観や決めつけを持たず、まっさらな状態で相手を見る。

 

どれか一つでも実践していただけると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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