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皆さんは、時間を有効に使うために、正しく効果的にスケジュールを立てていますか?
今日は、「仕事が早い!仕事が予定通りに進む人」のスケジュールの立て方を5つ紹介します。
このブログを読めば、
●仕事が予定通りに進まない
●いつも〆切ぎりぎりに業務を慌ててやる羽目になる
●仕事が終わらず、いつも残業続き
こんな自分を今日から卒業することができます。
1.仕事の作業時間を把握する
皆さんに質問です。
皆さんは、下記の業務をやるのにどれくらいの時間がかかっていますか。
●1通のメールを作成し、送信する時間
●見積書を1件、書きあげる時間
●パワーポイントの資料を1枚、書きあげる時間
●会議資料を1枚、書きあげる時間
仕事を予定通りに効率的に進めるための第1歩は、「自分の作業時間を把握すること」です。
上記の質問に「何分かかるか、分からない」と答えた人も、安心してください。
今日から意識して「どの作業に何分、時間がかかるのか」を測定してみましょう。
このときのポイントは、1つです。
作業時間は、「1通メールを作成する時間」、「1枚資料を作成する時間」といった具合に、
1通・1枚・1件を単位にしましょう。
それは、なぜかというと、
例えば上司から、「会議資料を5枚作成して欲しい」と頼まれたとします。
このとき、資料を1枚作るときの時間を把握していれば、
「1枚の作業時間×5倍」という風に、
全体の作業時間を見積もることができます。
作業時間を測るときには、1件、1通、1枚を単位にしましょう。
2.4つの時間を手帳に書き込む
皆さんの手帳には、どんなことが書かれていますか。
例えば、下記の内容が記載されている手帳は、
スケジュール管理として効果的でしょうか。
5月15日
●A社△△様 来社11:00~
●部内会議 14:00~
●B社○○様 訪問16:00~
答えは、残念ながらNoです。
仕事で押さえるべき時間は、4つあります。
①:自分1人でやる仕事の開始時間
②:自分1人でやる仕事の終了時間(〆切期限)
③:他人と共同でやる仕事の開始時間
④:他人と共同でやる仕事の終了時間(〆切期限)
上記のスケジュールでは、仕事で押さえるべき4つの時間の内、
③番の「他人と共同でやる仕事の開始時間」しか管理されていません。
仕事で押さえるべき4つの時間を、しっかりと手帳に書き込む。
これだけで、「仕事が終わらない、〆切ぎりぎりになる」といったことを防ぐことが出来ます。
では、順に見ていきましょう。
仕事で押さえるべき下記2つの時間については、簡単です。
③:他人と共同でやる仕事の開始時間
④:他人と共同でやる仕事の終了時間(〆切期限)
こんな風に管理をしていきましょう。
●A社△△様 来社
11:00~12:00
●部内会議
14:00~15:30
●B社○○様 訪問
16:00~17:00
つまり、「他人と共同でやる仕事の"終了時間"」まで手帳にしっかりと書きこむ事が大切です。
先ほどの例題のように、「他人と共同でやる仕事の"開始時間"」については、
すでに管理されている方が多いのではないでしょうか。
なので・・・、
「他人と共同でやる仕事の"終了時間″」まで書くことを習慣化させれば、
③:他人と共同でやる仕事の開始時間
④:他人と共同でやる仕事の終了時間(〆切期限)
の2つをすぐに管理できるようになります。
3.余裕があって、ストレスを感じないスケジュールの立て方
では次に、「仕事で管理するべき」残り2つの時間について、見ていきましょう。
①:自分一人でやる仕事の開始時間
②:自分一人でやる仕事の終了時間(〆切期限)
例えば自分一人でやる仕事において、
「A・B・Cの3工程」があったとします。
皆さんだったら、どんなスケジュールを立てますか。
次の3つのうち、「余裕があって、ストレスを感じない」スケジュールの立て方をしているのは、どれでしょうか。
(1)予備日なしの「最短スケジュール」。
(2)各工程ごとに「予備日」を設ける。
各工程ごとに「〆切日」を設ける。
(3)最短スケジュールの後に、「トータルの予備日」を設ける。
この場合、「余裕があって、ストレスを感じない」スケジュールの立て方をしているのは、(3)です。
では、その理由を解説していきましょう。
まず、(1)というのは、予備日なしの最短スケジュールで、計画を立てています。
予備日がないとうことは、「突発業務」が発生した時点で、計画通りに進める事ができなくなります。
仕事には、下記のような突発業務が発生します。
●上司、顧客からの急な仕事の依頼
●クレーム応対
●あいまいな指示が原因で起こる仕事の手戻り
●終了時間を過ぎているのに終わらない会議
●「探し物」に費やしている時間
etc・・・・
仕事とは、突発業務が発生するものです。
だからこそ、突発業務の対応を見越した上で、
余裕のあるスケジュールを組むことが大切です。
よって、まったく予備日を設けていない(1)のケースは、NGです。
(2)に関しては、
●各工程ごとに「予備日」を設ける
●各工程ごとに「〆切日」を設ける
といったスケジュールの組み方をしています。
一見、予備日もあって、しっかりとスケジュールを組めているように感じますが…、
「ストレスを感じない計画か」といったら違います。
(2)は、それぞれの工程に〆切日を設けることで、
「〆切に追われる状況」に自らを追い込んでいます。
本来、3工程で終わる仕事なら、
「A~Cの仕事を何日までに終わらせる」といった具合に
〆切日は1つあれば大丈夫なはずです。
しかし、それぞれの工程に〆切日を設けることで、
〆切が、1個から3個に増えています。
〆切日を細かく設けた方が、
「遅滞なく仕事を進められるのではないか」と考える人もいるでしょう。
しかし、ストレスを感じない仕事をするには、どちらの状況が好ましいと思いますか。
【A】〆切に追われる頻度が多い
【B】〆切に追われる頻度が少ない
答えは、もちろん【B】ですよね。
〆切というのは、〆切通りに進めば「達成感」や「充実感」を味わうことができます。
しかし、突発業務に追われ、
〆切日までに業務を終えることが出来なかったらどうでしょう。
●私は、なんで計画通りにできないんだろう。
●私って、仕事の処理スピードが遅いのかしら・・・。自分ってほんとダメだな。
●私は、なんでこんなに仕事量が多いの!
何でもかんでも私に仕事をふってきて、私の大変さも分かってよ!
など、自分や周囲に対して、「ネガティブな感情=ストレス」を感じませんか。
〆切日を多く課すというのは、
上記のようなネガティブな感情を生み出す機会を、
自ら多く作り出していることになります。
だったら、〆切日は少ない方がいいと思いませんか。
その一方(3)は、最短スケジュールの後に、「トータルの予備日」を設けています。
つまり、
●予備日の確保
●〆切の数を最小限に押さえる
といった2つが網羅されています。
例えば、先ほどの事例では、
こんな風にして、最短スケジュールの後に、「トータルの予備日」を設けていきます。
【一例】
開始日:5/1
A工程:2日(最短日数)
B工程:4日(最短日数)
C工程:4日(最短日数)
+
予備日:8日間
終了日:5/18
このように、最短スケジュールの後に、「トータルの予備日」を設ける良さは2つあります。
1つ目は、「プラス思考」になれることです。
例えば、A工程が最短日数の2日ではなく、3日かかったとします。
この場合、予備日を1日使ったことになるので、
予備日は8日から7日に減ります。
しかし、気持ちとしては、
「A工程の段階で、すでに作業が出遅れてしまった」と考えるのではなく、
「まだ、予備日が7日間ある」といったプラスの思考を持つことができます。
つまり、プラスの思考が働くことで、ストレスを感じなくなるのです。
また、2つ目の良さは、予備日の残数で、
「仕事が計画通りに進んでいるかどうか」を測れるという点です。
例えば、A工程が最短日数の2日ではなく、6日かかったとします。
この場合、予備日を4日使ったことになるので、
予備日の残数は、「8日→4日」になります。
つまり、予備日の半分をA工程で使いきってしまったことになるので、
B工程・C工程に関しては、スピード感を持って取り組む必要があります。
このように、予備日の残数を目安にして、
仕事の進捗状況の善し悪しを把握できるのです。
以上、(1)~(3)の例題を使って、
「自分一人でやる仕事の開始時間」と「自分一人でやる仕事の終了時間」を
どのように設定したらいいかを紹介しました。
仕事で押さえるべき4つの時間には、下記がありました。
①:自分1人でやる仕事の開始時間
②:自分1人でやる仕事の終了時間(〆切期限)
③:他人と共同でやる仕事の開始時間
④:他人と共同でやる仕事の終了時間(〆切期限)
この4つの時間を手帳に書き込み、管理・実行するだけで、
業務を効率よく・遅滞なく進めることができるようになります。
ぜひ、今日から4つの時間を管理できるようになりましょう。
4.30分単位の時間活用術
前章までは、長期的なスケジュールの立て方について紹介しました。
これからは、1日のスケジュールの立て方について紹介していきます。
皆さんは、今日1日のスケジュールをどんな風に立てていますか。
【A】・【B】のうち、「時間を有効に使う」「集中力を維持する」仕事のやり方ができているのはどちらでしょうか。
【A】
9:00~12:00 企画書の作成
【B】
9:00 ~ 9:30 メールチェック
9:30 ~ 10:00 企画書1ページ目作成
10:00 ~ 10:30 企画書2ページ目作成
10:30 ~ 11:00 企画書3ページ目作成
11:00 ~ 11:30 見積書の作成
11:30 ~ 12:00 会議資料の確認&印刷
答えは、【B】です。
【B】は、時間を30分単位で捉えています。
その一方【A】は、午前中といった漠然とした時間で捉えています。
気が付くと「あっという間に午前中が終わって、もうお昼の時間だ!」
なんていう経験ありませんか。
漠然と過ごしていたら、時間はあっという間に過ぎます。
細分化した時間を、目的意識を持って取り組むことが大切です。
時間を細分化する利点は2つあります。
1つ目は、「集中力」を持って仕事に取り組めることです。
皆さんは、午前中の3時間、ずっと集中力を維持し続けることができますか。
どんなに集中力がある方でも、難しいのではないでしょうか。
では、30分単位だったらどうでしょう。
「これをやる!」と決めて集中できませんか。
時間を細分化して捉えるだけで、仕事の処理スピードは格段に上がります。
2つ目の利点は、「仕事の遅滞に気づきやすくなる」ことです。
例えば、先ほどの例のように企画書の1ページ目を「30分間」で仕上げるという
予定を立てました。
しかし、実際にかかったのは「50分間」。
この時点で、「企画書を午前中に仕上げるのは、間に合わない」と気づくことができます。
よって、午後の仕事を見直したり、応援を頼む等をして、
早急にリカバーすることができます。
このように30分単位で時間を細分化して捉えると、
「集中力を高める」「仕事の遅滞に早急に気づける」といった2つの利点があります。
30分で、「必ずしも仕事を完結させなくてはならない」という意味ではありません。
30分の間に「何に取り組み・何に集中するか」という目的意識を持つという事が大切です。
ぜひ、30分単位の時間活用術、実践してみてください。
5.隙間時間にやることを事前に決めておく
では、最後に「隙間時間の有効活用」について紹介します。
皆さんは、こんな時どうしますか?
今日は、社内会議が2本立て続けにあります。
1本目の会議が15分早く終わり、次の会議まで隙間時間ができました。
皆さんだったら、何をして過ごしますか?
【A】デスクに戻って、電話連絡を1本する
【B】不要な書類をシュレッダ―処理する
【C】交通費の精算をする
【D】明日の会議資料を20部コピーする
どれも隙間時間の活用としては、正解です。
隙間時間ができてから「何をしようか?」と考えても、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
「隙間時間ができたときに何をやるか」を事前に決めておきましょう。
例えば、5分・10分・15分の隙間時間でも、これだけのことがやれます。
5分の隙間時間
●手帳に予定を書く
●To doリストを考える
●ちょっとしたデスクの掃除
etc…
10分の隙間時間
●電話連絡
●返信メールの作成
●資料の印刷、PDF化
etc…
15分の隙間時間
●交通費の精算
●不要な書類をシュレッダー処理
●パソコンのデータ整理
etc…
隙間時間も塵も積もれば山となります。
隙間時間を有効に活用しましょう。
まとめ
今日は、「仕事が早い、仕事が予定通りに進む人のスケジュールの立て方」を5つ紹介しました。
1.仕事の作業時間を把握する
2.下記4つの時間を手帳に書き込む
①:自分1人でやる仕事の開始時間
②:自分1人でやる仕事の終了時間(〆切期限)
③:他人と共同でやる仕事の開始時間
④:他人と共同でやる仕事の終了時間(〆切期限)
3.最短スケジュールの後に、「トータルの予備日」を設ける
4.30分単位の時間活用術
5.隙間時間にやることを事前に決めておく
どれか一つでも実践して頂けると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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