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皆さんにも、こんな経験はありませんか。
●相手に言われたひどい一言が、ずっと忘れられない
●何年も前のことなのに、思い出して腹が立つときがある
今日は、このような「長年のしつこい怒りの感情を癒す方法」を紹介します。
●長年の怒りの感情から解放されたい
●気持ちを楽に生きたい!
と考えている方の一助になれば幸いです。
過去の怒りの感情を引きずってしまうのはなぜか
昔の嫌だったこと・辛かったことに対して、怒りの感情が消えないのは、どうしてだと思いますか。
その理由は、3つあります。
1つは、あなた自身に「気持ちをごまかす癖」があるからです。
例えば、本当は腹が立っているのに、
相手と言い争うのが怖くて、作り笑いをしてしまった経験はありませんか。
この「気持ちをごまかす癖」があると、
●あの時、もっとこう言えば良かった…
●気持ちを押し殺さずに、もっと自分の気持ちに素直になればよかった
といった後悔がつきまといます。
つまり、「あの時、ああすればよかった」という“後悔”があるからこそ、
怒りの感情を引きずってしまうのです。
2つ目は、「怒りの感情を思い出すたびに、ネガティブな妄想を膨らませてしまう」からです。
皆さんは、過去の嫌だったこと・辛かったことを思い出すときに、
こんなネガティブな妄想をしていませんか。
●私に嫌な態度をとるのは、「~という思惑」があるからだ
●どうせ私のことを「~な奴だ」と思っているに違いない
●あの人だけではなく、他の人も、私に対して「~と思っている」はずだ
つまり、過去の嫌だったこと・辛かったことを思い出すたびに、
新しいネガティブなストーリーを自分自身で付け足してしまっているのです。
理由の3つ目は、怒りの感情を相手にぶつけても、「満足のいく答えが返ってこない」からです。
では、一例をみてみましょう。
Aさん:〇〇と言われて、私はすごく傷ついたんだからね!
Bさん:君だって、俺のことを傷つけているじゃないか。
俺は、君の△△な態度に腹が立っているんだ!
この場合、Aさんは、Bさんからの謝罪を期待していたはずです。
しかし、実際は売り言葉に買い言葉で、お互いが言い争う形になってしまいました。
このように、怒りの感情を相手に伝えたとしても、
必ずしも自分が期待する言葉が、相手から返ってくるとは限りません。
言い争いになることで、更に怒りの感情が膨らみ、
忘れられなくなってしまうのです。
以上、過去の怒りの感情が消えない3つの理由を紹介しました。
では、長年の怒りの感情を癒すにはどうしたらいいか、その方法を紹介していきます。
過去の経験から学び、今の自分を変える
前章でも説明した通り、長年の怒りの感情は、
●怒りの感情を我慢する
●怒りの感情を適切に表現することができない
●怒りの感情を相手に分かって貰えない
ことで起こります。
つまり、怒りの感情が解消されずに、
ずっと消化不良のままになっているのが原因です。
では、「過去に戻って、嫌だったこと・辛かったことを無かったことにできるか」と言ったら、答えは残念ながらNoです。
過去に戻ることはできませんが、今の自分を変えることで、
長年の怒りの感情を癒すことができます。
①自分の感情に蓋をしない。自分の気持ちに素直になる!
②怒りの感情を適切に言えるようになる。
この2つを実践すれば、
「今」の自分を大切にすることができ、「過去」の怒りの感情も徐々に消えていきます。
では、怒りの感情を適切に表現できるようになるには、どうしたらいいのでしょうか。
怒りの感情を適切に表現する方法
怒りの感情を表現する上で、大切なポイントが2つあります。
1つは、「怒りの感情を貯めこまず、怒りの感情が小さいうちに細目に解消する」ことです。
例えば、次のうち、精神衛生上好ましいのはどちらのタイプだと思いますか。
【A】相手にイラッとしても、我慢できるところまで我慢する。
【B】相手にイラっとしたら、その都度、相手を傷つけない言い方で、自分の気持ちや考えを伝える。
答えは、【B】です。
【A】のように怒りの感情を我慢しすぎると、いざ自分の気持ちや考えを伝える時に、
感情的になったり、言わなくてもいいことまで言って相手を傷つけてしまう場合があります。
なので、怒りの感情は、
●その場ですぐに解消する
●怒りの感情を巨大化させない
ことが大切です。
ポイントの2つ目は、
●自分は今、こういう状況である
●自分は今、こう感じている
●自分は今、こうしたいと考えている
この3つを上手に表現できるようになることです。
そうすれば、
●あのとき、ああ言えば良かった
●あのとき、自分の気持ちを我慢しなければ良かった
という後悔がなくなります。
では、事例を使って、怒りの感情の上手な伝え方を練習してみましょう。
事例1:忙しいときに、用事を頼まれた
忙しくしている最中に、後輩から資料に目を通して欲しいと頼まれました。
このとき、適切な言い方ができているのは、どちらだと思いますか。
【A】もう、こんな忙しいときに!置いといて、あとで見ておくから。
【B】今、〇〇の件で手が離せないから、昼過ぎまでには目を通しておくね。
答えは、【B】です。
【B】は、「自分の今の状況」と「自分の考え」を、相手に冷静に伝えることができています。
しかし【A】は、感情的な言い方をしているため、これでは相手との関係が気まずくなってしまいます。
怒りの感情を表現することは、自分の心の声をありのまま相手に伝えることではありません。
相手を傷つけない、相手を不快にさせない言い方に言い換えることが大切です、
事例2:土壇場になって、口出しをしてくる先輩
プレゼンの直前になって、「もっとこうしたら」と先輩が大幅な修正を提案してきました。
このとき、適切な言い方ができているのは、どちらだと思いますか。
【A】えっ・・・、今更変更ですか。言うならもっと早く言ってくださいよ。
【B】アドバイスありがとうございます。
でも、今から大幅な修正を加えると、時間的にも間に合わないですし、自信を持って本番に臨めないと思うんです。
なので、今回は、自分が用意したものでやりたいと思います。
答えは、【B】です。
「自分はこうしたい」という考えを理由を添えながら、相手に伝えることができています。
しかし、【A】は先輩に対する不平不満を述べているだけになってしまっています。
相手の意見に賛同できないときや、相手の意に反する行動をとらざるを得ないときには、なぜそれができないのかという理由まで相手に伝えることが大切です。
その理由が、論理的で納得ができるものであればあるほど、
相手には、それがあなたの「揺るぎない自信」として映ります。
事例3:自分のやることなすことに、文句を言ってくる先輩
自分のやることなすことに、揚げ足取りのように文句を言ってくる先輩がいます。
例えば、郵送物の準備をしていたら、
「今日、郵便を送ったって、土日を挟むから、そんなの月曜日でいいのよ!」と文句を言われました。
このとき、適切な言い方ができているのは、どちらだと思いますか。
【A】今日出しておいた方が、自分が安心できるんです。
【B】いちいち、私のやり方に口を挟まないでいただけますか。
答えは、【A】です。
些細なことで文句を言ってくる人には、「私は、〇〇がしたいからそうしている」と相手に伝えるようにしましょう。
【B】のように、決して感情的になってはいけません。
まとめ
以上今日は、「長年のしつこい怒りの感情を癒す方法」を紹介しました。
長年の怒りの感情を癒すには、過去の経験から学び、今の自分を変えることが大切です
●自分の感情に蓋をしない。自分の気持ちに素直になる!
●怒りの感情を適切に言えるようになる。
この2つを実践できるようになりましょう。
また、怒りの感情を伝えるときには、
●自分は今、こういう状況である
●自分は今、こう感じている
●自分は今、こうしたいと考えている
この3つを上手に表現できるようになることが大切です。
今日、紹介した内容のうちどれか一つでも実践していただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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