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限られた時間のなかで、効率的に仕事をおこなうには、「集中力」が重要です。
今日は、誰でも実践できる集中力をアップさせる方法を5つ紹介します。
1.何に集中するかを決める
集中力を高めるには、「何分間、何に集中するか」を事前に決めることが大切です。
例えば、「今から30分間は、メールチェックに集中する!」と決めたとします。
そしたら、その時間はメールチェックだけに集中します。
また、「余計なものを視界に置かない」といのも、ポイントです。
関係のない物を置いていると、気が散ったり、
目に入ったものをやり始めてしまうといった傾向があります。
「集中するスイッチ」を自分で意識的に入れることが大切です。
2.ベストタイムを競う
次に紹介するのは、ゲーム感覚で集中力を高める方法です。
やり方は簡単です。
まず、皆さんの業務が、「何に、何分かかっているか」を計測します。
例えば、見積書の作成に20分かかっていたとします。
そしたら、次に見積書を書くときには、20分よりも早く仕上げるよう心がけます。
つまり、作業時間に対して、新記録を出せるようがんばるゲームです。
これのいいところは、意識するだけで作業時間が少しずつ早くなることです。
また、前回よりも短い時間で作業が終わったら、達成感や充実感を味わうことができます。
どうせやるなら楽しく集中力を高めたいという方は、ぜひ実践してみてください。
3.集中力を乱す4つのものを取り除く
皆さんは、集中力を乱すものは、次のうちどれだと思いますか。
【A】電話応対
【B】メール応対
【C】部下からの業務報告を受ける
【D】騒音
【E】SNS(Facebook、ツイッター等)を見る
【F】ネットでの調べもの
【G】ネガティブな感情(イライラ、心配事etc…)
答えは、【A】~【G】全てが、集中力を乱す要因となります。
では、対処法について、それぞれ見ていきましょう。
(1)仕事の中断になるもの
下着メーカーのトリンプでは、毎日2時間(12:30~14:30)、コピー、電話、立ち歩き禁止。部下への指示や上司への確認も禁止。「自分の仕事だけに集中する」といった『がんばるタイム』を設けています。
トリンプの事例のように、仕事の中断になるような上記項目を遮断する時間を設けることは、集中力を高める上でとても重要です。
例えば、会社にそういった制度がなかったとしても、
●集中したい時間だけ、自分宛の電話がきても
「あとで、こちらからかけ直す」と伝えてもらう。
●メールチェックは、朝・昼・夕の3回のみ。それ以外の時間は見ない。
●「報告・連絡・相談がある人は、〇時から□時の間に来てください」と予め伝えておき、
それ以外の時間は、自分の業務に没頭する。
など、自分のできる範囲内で工夫をすることは可能です。
皆さんも、自分の業務だけに集中する時間を設けるようにしましょう。
仕事の中断や横やりが入らないだけで、仕事の処理スピードが格段に速まります。
(2)騒音
静かな中で集中して仕事がしたいという人は、耳栓を使うのも有効です。
コール音が聞こえなくなると業務に支障がでてしまうので、
電話が鳴らない「就業前」や「残業時」などに使うといいでしょう。
周りの音が気になって集中できないという方は、ぜひ試してみてください。
(3)誘惑
Facebookやツイッター等のSNSは、見始めるとちょっとのはずが長くなってしまうので、
時間を決めて見るようにしましょう。
また、インターネットでの調べ物は、後でまとめてやるのがポイントです。
仕事をしていて分からないことがあれば、インターネットで検索をすれば、何でも情報を得ることができます。
しかし、集中しているときにインターネットを見ると、
集中力が途切れたり、関係のないことまで調べて脱線してしまったりするので注意が必要です。
(4)ネガティブな感情
皆さんは、怒りが抑まらない、心配事が頭から離れないといった経験をしたことはありませんか。
怒りの感情や心配事などネガティブな感情があると、集中力を乱す要因になります。
ではどうしたら、それを回避できるのでしょうか。
方法は2つあります。
1つは、筆記療法です。
感情をメモに書き出していきます。
ネガティブな感情があるとき、自分の中でどんな事が起こっているのかというと・・・
記憶しようとする脳と、それを忘れたいと考えている自分。
相反する2つの現象が起こります。
これを解決するのが、メモ記録です。
記録に残っていれば、脳はそれをわざわざ覚えておく必要がなくなるので、
ネガティブな感情からは一時的に解放されます。
そうすれば、「本来集中すべきこと」に没頭することができます。
このように、ネガティブな感情を記録することによって、
ネガティブな感情に引きずられなくなります。
2つ目の方法は、感情日記です。
やり方は、いったってシンプル。
下記3Stepをおこなえば完了です。
①心配事を書く
②大丈夫だったことを書く
③読み返して安心する
心配だったことを書き出してみると、
それは取り越し苦労で、実際は何も起こらなかったというケースもあります。
それを「見える化」したのが感情日記です。
感情日記のいいところは、何も起こらなかったことがわかると、
それを読み返すだけで、類似ケースの場合、気を揉まずにすむという事です。
起きるかも分からない事で、気をもんで集中力を乱されるのは、非常にもったいないですよね。
心配事があったら、
●書き出してみる
●過去の自分の経験を振り返ってみる
ようにしましょう。
4.To doリストを作成する
次に紹介するのは、集中力を高めるTo doリストの作成の仕方です。
1日の仕事の流れや、全体の業務量が事前に把握できていた方が、脳がフル回転し集中力が高まるとされています。
To doリスト作成のポイントは、5つあります。
(1)優先度の高いものから書く
(2)具体的な作業を書く
悪い例:書類作成
良い例:A社報告書作成
(3)予定作業時間と実際にかかった時間を書く
例:A社見積書作成 30分→20分
(4)「時間が余ればおこなう作業」は、別枠に書く
(5)割り込んだ仕事は、別の紙に書く
5項目の中で、特に効果があるのは(3)です。
「何分でやるか」を意識するだけで、集中力が高まり作業時間の短縮につながります。
ぜひ実践してみてください。
5.生活改善
集中力を高めるうえで、健康的な生活も欠かせません。
毎日の平均睡眠時間が5時間を切るような人は、一般的に集中力を維持するのが難しいといわれています。
どうしても夜間に睡眠時間を確保できないという人は、お昼休憩などに30分以内の短い仮眠をとるといいでしょう。
また、運動も効果的です。
運動をしているときには、自然と心配事や雑念から解放され、心地よい時間を過ごすことができます。
また、運動を定期的に続けることで、集中力アップに繋がります。
集中力を高めるには、仕事だけではなく、生活習慣そのものから改善していく必要があります。
まとめ
以上、今日は、集中力を高める方法を5つ紹介しました。
1.何に集中するかを決める
2.ベストタイムを競う
3.集中力を乱す「仕事の中断」「騒音」「誘惑」「ネガティブな感情」を取り除く
4.To doリストを作成する
5.生活改善
どれか一つでも実践していただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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