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プレゼンで分かりやすく話す人、そうでない人の違いは、どこにあるのでしょうか。
今日は、『プレゼンでの分かりやすい話し方!12の秘訣』を紹介します。
●自分の考えを上手に伝えられるようになりたい
●プレゼンの腕を上げたい
と考えている方の一助になれば幸いです。
1.「えー」「あのー 」等の無駄な口癖を入れない
下記の話し方をされたら、皆さんだったらどのように感じますか。
えー、あのー、今日私がお勧めしたいのは、
そのー、Aという商品です。
Aには、まぁ3つ特徴がありまして、
まず1つ目は、やっぱりそのー「〇〇」についての機能性です。
●無駄な口癖が多くて、肝心の内容が頭に入ってこない
●自信のない話し方に聴こえる
と、感じたのではないでしょうか。
分かりやすく話すには、「無駄な口癖」を無くすことが大切です。
では、なぜ人は無駄な口癖を入れてしまうのでしょうか。
その「理由」と「解決策」について、みていきましょう。
理由①:練習不足で、内容が頭に入っていない。
内容を思い出しながら喋るときに、無駄な口癖を言ってしまう。
<口癖の一例>
えー、あのー、そのー、んー、ですからetc…
<解決策>
内容が頭に入るまで、繰り返し練習をする。
理由②:普段の口癖が、無意識に出てしまっている。
<口癖の一例>
まぁ、それで、なので、やっぱり、ちょっとetc…
<解決策>
●自分の話し声を録音し、どんな口癖が多いかを把握する。
●口癖を言わないよう、普段から意識して生活をする。
口癖を直すには、「自分が①・②どちらのタイプに該当するのか」を、
自覚することが大切です。
根気強く、直していきましょう。
2.「抑揚、強弱、間」をつける
プレゼンでは、「“抑揚、強弱、間”を意識する」ことが大切です。
では具体的にみていきましょう。
■“抑揚”をつける
これは何かというと、「話す速さに変化をつける」ことを言います。
では、次の内「ゆっくり話す」べき所はどこでしょうか。
【A】「資料」を読みあげるとき
【B】「事例」を列挙するとき
【C】「重要ではない箇所」を伝えるとき
【D】聴き手に「質問」をするとき
【E】「重要な箇所」を伝えるとき
答えは、【D】【E】です。
●聴き手に「質問」をする
●「重要な箇所」を伝える
ときには、ゆっくりと話します。
逆に、【A】~【C】のようなときには、
「普通」または「少し速度を上げて」話します。
ではなぜ、「話す速さ」に変化をつけた方がいいのでしょうか。
「あるものに例え」て説明をしていきます。
皆さんは、高速道路を運転しているときに、
●睡魔がおそってきた
●同じ風景に飽きてしまった
という経験はありませんか。
プレゼンも、それとまったく同じなんです。
話す速さが一定で単調だと、聴き手を飽きさせてしまいます。
話す速さを意図的に変えて、聴き手の「集中力」を持続させるようにしましょう。
■“強弱”をつける
これは何かといと、強調する単語、キーワードを「大きな声」で言うことを指します。
例えば、次のセリフのうち、「大きな声」で強調して言うべき所はどこでしょうか。
<問題>
今日のポイントは、「抑揚、強弱、間」の3つです。
答えは、「抑揚、強弱、間」の所を大きな声で言います。
強調したい所を「大きな声」で言うのは、
聴き手に、「重要な箇所だよ!よく聴いてねー」と気づかせるためです。
大事なポイントは、「大きな声」で言うようにしましょう。
■間をあける
これは何かというと、重要な箇所を話す前に、
1~2秒間をあけてから、話し始めることをいいます。
では、次のセリフのうち、どこに間を入れるべきだと思いますか。
<問題>
プレゼンで分かりやすく話すには、/①
「無駄な口癖を入れない」/②
ことです。
答えは、①の所で間を入れます。
ではなぜ、間を入れる必要があるのでしょうか。
1~2秒間をあけると、「でっ、次に続く言葉は何なの??」と聴き手が注目をします。
間は、「聴き手を引き付ける」ことができます。
効果的に活用しましょう。
以上、「抑揚、強弱、間」の3つについて紹介しました。
3.一文を短くする
下記の話し方をされたら、皆さんだったらどのように感じますか。
Aプランンはですね~、初期投資が安く抑えられ、月々の使用量が上がらず、加入にあたっての年齢制限もなく、我が社の最もお勧めするプランです。
●でっ、結局何が言いたいんだ
●話がまわりくどい
と、感じたのではないでしょうか。
では、なぜ「話がまわりくどい」と感じるのでしょうか。
それは、一文が長いからです。
プレゼンでは、「一文を短く」言うようにしましょう。
先ほどの例題では、下記のように一文を短くすることができます。
Aプランをお勧します。その理由は、3つあります。
1つ目は、初期投資が安く抑えられます。
2つ目は、月々の使用料が上がりません。
3つ目は、年齢制限がなく、どなたでもご加入頂けます。
一文が長くなってしまう人の原因は、「伝えたいことがまとまっていない」からです。
解決策としては、
話のポイントを「箇条書き」で整理するようにしましょう。
4.ジェスチャーを入れる
皆さんは、話すときにジェスチャーを入れていますか。
ジェスチャーを入れると、「視覚」からも情報が入るので、
聴き手が内容を理解しやすくなります。
「ジェスチャーを入れるのはちょっと恥ずかしい…」という方向けに、
2つのやり方を紹介します。
①ポイントの数を指で表す
例えば、「ポイントが、3つあります」という時には、3本の指を立てるようにしましょう。
②「増加・減少」を手を使って表す
●「増加した」と言う時には、手を高く上げるようにしましょう。
●「減少した」と言う時には、手を低く下げるようにしましょう。
やりやすいと感じるジェスチャーから、徐々に取り入れて頂けると幸いです。
5.アイコンタクトを意識する
皆さんは、プレゼンをする際、こんな話し方をしていませんか。
●手元の原稿ばかりを見る
●パソコンの画面ばかりを見る
●目線がキョロキョロして落ち着かない
プレゼンでは、「聴き手の”目”を見て話す=アイコンタクト」が大切です。
ではなぜ、アイコンタクトが大切なのでしょうか。
理由は3つあります。
①聴き手の目を見て話すと、「自信」があるように見えます。
②話し手の「熱意」が伝わります。
③聴き手の様子を「観察」することが出来ます。
この中で、特に大切なのは③番です。
アイコンタクトをとることで、
●聴き手が理解しているのか
●興味を持って、聴いてくれているのか
●退屈そうにしているのか
を観察することができます。
聴き手が退屈そうにしていたら、
●「抑揚・強弱・間」を更に意識する
●無駄な口癖を無くす
●一文を短くする
など、プレゼンの最中に軌道修正を図ることができます。
聴き手の反応は、
「自分のプレゼンが上手くいっているかどうか」を測るバロメーターです。
アイコンタクトをとって、「聴き手の反応」を冷静に分析するようにしましょう。
では、アイコンタクトはどのように取ったらいいのでしょうか。
3つのやり方を紹介します。
①「真ん中→右端→左端」の順に見る
一文ごとに、見る相手を変えると
「落ち着きがない」と思われてしまいます。
●「1テーマ」が終わったら目線を移す
●「1段落」終わったら目線を移す
くらいのペースにしましょう。
②よく頷いてくれる人を見る
人前で話すと「緊張してしまう」という人は、よく頷いてくれる人を見るようにしましょう。
例えば、3人がよく頷いてくれるのであれば、
その3人をまんべんなく見るようにしましょう。
いくら頷いてくれるからと言って、一人のひとを凝視しすぎるのはよくありません。
③決裁権限を持っている人(=キーマン)を見る
自社の商品やサービスについて説明をするときは、
決裁権限を持っている人(=キーマン)を見るようにしましょう。
しかし、キーマンしか見ないのは、露骨すぎるので辞めましょう。
時折、他の人にも目線を移しながら、
「ここが大事だ!」という所で、
キーマンを見るようにしましょう。
アインコンタクトの取り方については、
「絶対にこれでなくてはいけない」というルールはありません。
ご自身のやり易いやり方で、実践して頂けると幸いです。
6.重要なキーワードを繰り返す
皆さんは、プレゼンを聴いていて、
●でっ、結局何がいいたいの
●今日のポイントは何?
と思った経験はありませんか。
聴き手が、このように感じるのは、聴き手が悪い訳ではありません。
「重要なキーワードを“強調”できていない」話し手に原因があります。
では、重要なキーワードを強調するにはどうしたらいいのでしょうか。
答えは簡単です。「重要なキーワードを繰り返し」言えばいいんです。
では例題をみていきましょう。
【A】と【B】のうち、どちらが「キーワード」を強調できていると思いますか。
【A】
プレゼンが上手くなる方法は、「自分を客観的に知る」ことです。
自分のプレゼンの様子をビデオに撮って、見るようにしましょう。
【B】
プレゼンが上手くなるには、「自分を客観的に知る」ことです。
プレゼンの様子をビデオに撮ると、
「自分を客観的に知る」ことができます。
答えは、【B】です。
【B】は、「自分を客観的に知る」というキーワードを2回言っています。
それに対して、【A】はキーワードを1回しか言っていません。
そのため、「何がキーワードなのか」を聴き逃してしまう恐れがあります。
このように、重要なキーワードを理解してもらうには、
「何度も繰り返し言う」ことが大切です。
7.例え話を入れる
例え話とは、「似ていること」や「関係すること」に置き換えて話すことを指します。
こんな風に使っていきます。
<一例>
プレゼンでは、話すポイントを3つに絞りましょう。
何故なら、ポイントが3つ以上あると、聴き手が覚えにくいからです。
例えば、信号機の色が5色あったら、
「どの色が何を示しているか」パッと思い出すことが出来ますか。
きっと難しいですよね。
信号機の色も3色だから、老若男女問わず、みんなが覚えることができるのです。
このように例え話を入れると、聴き手がより理解をしやすくなります。
「難しい話」や、「専門的な話」をするときには、
「身近なもの」に例えるようにしましょう。
8.聴き手を引き付ける「前置き」を入れる
プレゼンは、一種の「演出」です
言い回しを工夫するだけで、聴き手の興味を引き付けることができます。
では、次のうち、「続きが気になる」言い方をしているのはどちらですか。
【A】こちらの調査結果をご覧ください。
【B】こちらの調査結果をご覧ください。なんと驚くべき事実が分かりました。
答えは、【B】です。
「なんと驚くべき事実が分かりました」という言葉を添えるだけで、
聴き手は「えっ、何が分かったの?教えてー」という気持ちになります。
このように、聴き手の興味を引くような「前置き」を入れると、
それから先を「注目」して聴いてくれるようになります。
先ほどの例題以外にも、下記のような前置があります
よかったら参考にしてください。
●〇〇の売りは、これだけではないんです。
●ある3つのことを、実践するだけでいいんです。
●私が言いたいことは何かと言うと・・・・
9.語尾を言い切る
次の内、「自信のある」言い方をしているのは、どれですか。
【A】〇〇を改善するべきです。
【B】〇〇を改善するべきだと思います。
【C】〇〇を改善するべきかもしれません。
【D】〇〇を改善すべきではないでしょうか。
答えは【A】です。
「です」と語尾を言い切った方が、「自信がある」ように聴こえます。
それに対して、【B】~【D】の言い方は、
「頼りなく、自信がなさそう」に聴こえます。
語尾のポイントは2つです。
①「です」「ます」と、言い切る。
②語尾まではっきり言う。
(語尾を小さい声で話すと、聴き取りにくいだけではなく、自信がないように聴こえます。)
10.背筋を伸ばして堂々と立つ
プレゼンをするときは、背筋を伸ばしてビシッと立つようにしましょう。
足は肩幅より、少し狭いくらいに開くといいでしょう。
足を開きすぎると、偉そうにみえるので注意が必要です。
ではなぜ、話すときの姿勢が大切なのでしょうか。
理由は2つあります。
①堂々として見える。
②姿勢がいいと、お腹から「大きな声」を出すことができる。
ここでは、②番について説明をします。
大きな声が出ないという人は、
●猫背になっている
●複式呼吸ができていない
恐れがあります。
今一度、「プレゼン時の姿勢」を確認するようにしましょう。
プレゼンの様子をビデオに撮ると、
「自分の立ち方の癖」が分かるのでお勧めです。
11.「何について話すのか」を前もって説明する
分かりやすく話すには、「これから何について話すのか」を前もって説明することが大切です。
例えば、下記2つの言い方のうち、どちらが分かりやすいですか。
【A】自信がないように聞こえるので、語尾をはっきり言うようにしましょう。
【B】語尾をはっきり言うようにしましょう。
なぜなら、自信がないように聞こえるからです。
答えは、【B】です。
【B】は、「なぜなら」という接続詞が入っているので、
「これから理由について述べるのだな」というのが、前もって予測できます。
それに対して、【A】は接続詞がないので、
「結論」と「理由」がどれなのか、識別しづらいです。
このように、「これから何について話すのか」という前置きがあると、
聴き手は、混乱することなく話を聴くことができます。
上記の例題以外にも、下記の言い回しがあります。
よかったら参考にしてください。
●ポイントは3つあります。(1つ目・・・。2つ目・・・。3つ目・・・。)
●「課題」についての説明は以上です。今から「解決策」について3点説明をしていきます。
●「なぜそれが必要なのか?」今から説明をしていきます。
●これからは、「〇〇の詳細」について説明をしていきます。
12.情熱を持って取り組む
皆さんだったら、次の内どちらの人に「情熱」を感じますか。
【A】流暢に話すけど、感情がこもっていない人。
【B】たまに言葉に詰まってしまうが、一生懸命思いを込めて話す人。
大抵の方が、【B】を選んだのではないでしょうか。
プレゼンに対して、
●情熱を持って取り組んでいるか
●本気で取り組んでいるか
●今日のプレゼンのためにどれだけ練習をしてきたか
は、見る人が見れば分かります。
聴き手の心を動かすのは、「情熱」です。
情熱を持ってプレゼンに取り組むようにしましょう。
まとめ
以上今日は、『プレゼンでの分かりやすい話し方!12の秘訣』を紹介しました。
1.「えー」「あのー 」等の無駄な口癖を入れない
2.「抑揚、強弱、間」をつける
3.一文を短くする
4.ジェスチャーを入れる
5.アイコンタクトを意識する
6.重要なキーワードを繰り返す
7.例え話を入れる
8.聴き手を引き付ける「前置き」を入れる
9.語尾を言い切る
10.背筋を伸ばして堂々と立つ
11.「何について話すのか」を前もって説明する
12.情熱を持って取り組む
どれか一つでも実践していただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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