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●相手は、今何を考えているのだろう
●相手の本当の気持ちが知りたい
こんな風に思った経験は、ありませんか。
相手の考えていることが、手に取るように分かり、
相手に寄り添うことができれば
様々な人たちと、より良い関係を築くことができます。
今日のブログでは、心理学を用いて、
相手の仕草や表情、態度から、相手の心理を汲み取る方法を16個紹介していきます。
【目元】
「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるように、
視線から、相手の心情を汲み取ることができます。
1.聴き手の目線の動きで、興味の有無が分かる
相手の話に
●興味がある場合は、聴き手の目線は縦に動く
●興味が無い場合は、聴き手の目線は横に流れる
といった傾向があります。
2.相手がどこを見るかで、嘘を見抜いたり、交渉を優位に進める事ができる
心理学の世界では、一般的に
●過去の出来事を話すときには、左上に視線を向ける
●嘘をつくときには、右上に視線を向ける
と言われています。
これはあくまで統計であり、人それぞれに個人差があります。
普段から、相手がどんな話題の時に、どの方向に視線を向けるのか、
個人カルテを作っておくことが大切です。
例えば、
(1)プラスの感情のとき
(2)マイナスの感情のとき
(3)事実を話すとき
(4)嘘(空想)を話すとき
相手の視線がどこを向くか、
下記のような質問を投げかけながら、事前に把握するといいでしょう。
(1) 【プラスの感情】のときの視線を把握する質問(一例)
●この企画(商品、サービス)の良い点は、どこですか
●最近の嬉しかった出来事は、何ですか
●好きな色は、何ですか
例えば、相手が、良いイメージ(プラスの感情)を思い浮かべるときに、
右側を見るのであれば、
相手は、右側にあるモノに対して、良いイメージを抱く傾向にあります。
それを活用して、
●右側に座って、話しかける
●提案したい企画書を、相手の右側に置くと
相手にプラスの印象を与えやすくなります。
また、上記の戦法以外にも、こんな必殺技も併せておこなうといいでしょう。
例えば、企画案が2つあって、【B案】をお客様に進めたいとしましょう。
机には、A案とB案の企画書が並んでいます。
●B案の企画書に手を添える。A案には触らない。
その状態で、「どちらの企画になさいますか」と声をかける。
→手がある方に視線が集中するので、
お客様がB案を選ぶ確立が高くなる。
●進めたくないA案を手の平で隠して、B案だけがよく見えるようにする。
その状態で、「どちらの企画になさいますか」と声をかける。
→全体が見えていないモノに対して、人は不信感や、悪いイメージを抱きます。
よって、進めたくないA案を隠すことで、お客様がB案を選ぶ確立が高くなります。
(2) 【マイナスの感情】のときの視線を把握する質問(一例)
●この企画の懸念点は、何ですか
●最近、気を揉んでいることはありますか
●仕事で一番辛かったことは、何ですか
例えば、相手がマイナスの感情を思い浮かべるときに、左下を見るのであれば、
●相手に進めたくないもの(他社の資料など)は、左側に置く
●相手になめられたくない・威厳を示したいときには、敢えて左側に座る
といった工夫をするといいでしょう。
(3)【事実を話す】ときの視線を把握する質問(一例)
●入社されて何年目ですか
●これだと前年比の何パーセントアップですか
●〇〇さんのお誕生日は、いつですか
(4)【嘘(空想)を話す】ときの視線を把握する質問(一例)
●まだ行ったことのない国で、旅行に行きたい国はどこですか
●人生最後の食事だとしたら、何を食べたいですか
●夏休みがもし1カ月とれるとしたら、何をしたいですか
【事実を話すとき】【嘘(空想)を話すとき】に視線をどこに向けるか、
その違いを把握できれば、
相手が本当のことを言っているのかどうかを、見極められるようになります。
【嘘をついている時の言動】
3.相手の言動を観察すれば、嘘を見破れる
相手の嘘を見抜くには、「観察」しかありません。
嘘をついたり、隠し事があると、
人は、後ろめたさから、普段と違った言動を取る傾向があります。
仕草や発言から、嘘を見抜くポイントを紹介していきます。
【嘘をついているときの主な言動】
●早口になる
●同じ言葉を繰り返す
●文法的に、変な言葉になる
●反応が早くなる(すぐに返答する)
●まばたきが多くなる(普段は1分間で20回程度)
●(男性の場合)視線を外す、目を合わせないようにする
●(女性の場合)じっと見つめてくる
●尋ねてもいないことを話し出す
●目を手でこする
●口を隠す
●鼻に触れる
●手を隠す(手をテーブルの下に隠す、ポケットの中に手を入れる)
4.相手が嘘をついているかどうかは、最後の不意打ちを狙う
嘘をつくと、緊張するため、唇の内側が乾燥します。
相手が嘘をついているかどうかは、最後の不意打ちを狙うといいでしょう。
やり方は、下記の通りです。
相手の話が「ちょっと嘘っぽいな」と思っても、敢えて理解を示したフリをする
↓
相手が、「自分の嘘がバレていない」と安心して、上唇をなめるかどうか観察する
↓
上唇をなめたなら、相手が嘘をついている可能性が高い
「上唇をなめる=確実な証拠」という訳ではありませんが、
一つの参考にするといいでしょう。
5.人の本音は、顔の〇側に出る
では、皆さんに質問です。
人の本音は、顔の左側、右側、どちらに出るでしょうか。
【A】人の本音は、顔の左側にでる
【B】人の本音は、顔の右側にでる
答えは、【A】です。
左側には本音、右側にはよそゆきの表情がでると言われています。
これは、右脳がイメージや感情を担い、
左脳が言語や論理的な思考を司ることと関係しています。
脳と身体は、左右が逆になるため、
相手の嘘を見抜きたいのなら、相手の左側の表情をよく観察するといいでしょう。
【口元】
6.口を開いているか、閉じているかで、興味の有無、リラックスの度合いが分かる
(1)【口が、軽く開いている】
●相手が自分の話に興味があり、面白いと思って、集中して話を聞いている
●相手がリラックスしている
(2)【口が、硬く閉じられている】
●相手が自分の話に興味がない
●相手が、緊張している
(3)【唇を内側に巻き込んで、隠している】
●相手の不安や不満がピークに達している
相手が、(2)(3)の口の動きをしたら、
●相手に、話をしてもらう
●話題を変える
といった配慮が必要です。
【顎】
7.顎の角度で、相手が反対しているかどうかが分かる
相手が、顎を引いて上目遣いになったら、
●話に納得していない
●反論がある
可能性が高いです。
顎を引くと、目の前の相手に、頭を向けることになります。
身体で最も硬いパーツである頭部を見せることは、
●相手への威嚇・攻撃
を表します。
相手が上記のような態度をとった場合は、
●相手に発言を促し、
●相手の反対意見に耳を傾けるようにしましょう。
お互いが合意納得をした上で、議論を進めないと、
あとでトラブルのもとになるので、注意が必要です。
【笑顔】
8.人には、3種類の笑顔がある
笑顔には、人と人とのコミュニケーションを円滑にする効果があります。
笑顔は、大きく3種類に分けられます。
下記の笑顔の特徴を押さえ、
相手の笑顔が、どの種類に該当するのか、見極められるようになりましょう。
(1)本当の笑い
●まず口が笑って、次に目が笑う
●頬の筋肉が、目尻の近くまで大きく持ち上がる
●目尻にシワが寄る
●両肩を揺すって笑うなど、身体全体が動く
●表情が、左右対称になる
(2)作り笑い
●目と口が、同時に笑う
●細目にならない(目が笑っていない)
●頬の筋肉が、あまり上がらない
●笑顔が一瞬で消える(不自然なタイミングで、笑顔が無くなる)
●首から上が動いて、身体全体が動いていない
(3)軽蔑の笑い
●左右非対称になりやすい
●片側の口角だけが、上がる
●片眉だけが、上がる
●片方の肩だけが、上がる
「いつも“本当の笑顔”で、いなければいけないのか」といったら、そうではありません。
ビジネスの場で、いつもゲラゲラと大笑いする訳にも、いかないでしょう。
“作り笑い”も、人間関係を良好にする上で必要です。
ただし、相手に“作り笑い“と見破られないように、
普段から笑顔のトレーニングをしておくことも大切です。
また、相手から、“軽蔑の笑い”が見て取れた場合には、注意をしましょう。
口では感じのいいことを言っていても、
笑顔の裏には、別の思惑が隠れているかもしれません。
笑顔や口車に、騙されないようにしましょう。
【腕組み】
9.いつ、どんな姿勢で、腕を組んだかによって意味合いが異なる
相手が、腕組みをする所作には、
●威圧している
●警戒している
●嫌がっている
といった意味合いがあります。
心理学の世界では、人前で腕組みをすること=「防御の姿勢」と言われています。
ただし、どんなタイミングで、どんな姿勢で、腕を組んだかによって、
意味合いが変わってくるので注意が必要です。
●話の最初から、後ろに体重を傾けながら、腕を組んでいる
→相手を見下している
●話の途中から、腕を組み始めた
→自分の弱い所を突かれ動揺している・警戒している
例えば、商談の際に「納期をもう少し早くして頂けませんか」と切り出した時に、
相手が腕を組みだしたら、
●納期は、早められないよ
●無理難題を押し付けて
と、相手は内心ハラハラしていているかもしれません。
腕組みは、「相手を拒否する」動きであるため、
相手が何の話題のときに、腕を組んでいたのかを注意深く観察することが大切です。
相手が警戒していることが分かれば、
「何をどう伝えたら、相手は納得してくれるのか」を考えながら、
会話を進めることができます。
【テーブルの上】
10.飲み物の置いてある位置で、相手の本音が見て取れる
会話が進んでいるのにも関わらず、
テーブルの上の飲み物や灰皿を、自分の目の前に置いている相手がいたら、
それは、拒絶のサインです。
あなたの話に、興味を持っていない可能性があります。
通常、出されたお茶などは会話の邪魔になるので、
テーブルの横側に置くのが一般的です。
上記のよう拒絶のサインを示す相手がいたら、
十分な裏付けや、賛同者の存在をおおく提示し、
ゆっくりと時間をかけながら、相手の警戒心を取り除くといいでしょう。
【手元】
11.会話中の手の動きを見れば、相手の興味度が分かる
皆さんに質問です。
会話中の手の動きとして、相手が最もリラックスしている状態は、どれでしょうか。
【A】パーの状態で、指を広げている
【B】手と手を、軽く握りあっている
【C】グーの状態で、こぶしを固く握っている
相手が最もリラックスしているのは、【A:パーの状態で、指を広げている】です。
では、順に違いをみていきましょう。
(1)【パーの状態で、指を広げている】
●相手が、リラックスしている
●あなたに対して、友好的な感情を持っている
(2)【手と手を、軽く握りあっている】
●相手は、会話を続けたいと思っている
(3)【グーの状態で、こぶしを固く握っている】
●これ以上、話を聞きたくない
●拒絶のサイン
→手短に話を切り上げる、日を改める、相手に話をしてもらう等の
工夫をするといいでしょう
【自己親密行動】
12.心の動揺を鎮めるために、自分の身体を触る
自分の身体を触ることで、不安や緊張、孤独を和らげようとする行動を
「自己親密行動」と言います。
自己親密行動には、下記があります。
●頭をかく
●髪を触る
●鼻を触る
●口を触る
●腕をさする
●手をこする
相手が、自己親密行動をしていたら、
●相手の緊張をほぐすような雑談をする
●yes・noで答えられる簡単な質問(=クローズド質問)をする
等の配慮が必要です。
【足元】
13.本音は足元にあらわれる
人と話をするときに、まず目がいくのが「顔」、次は「手」です。
足には、なかなか目が行きませんが、
足にも様々な表情があります。
本人も、足までは意識していない事が多いため、
相手の本音を垣間見ることができます。
【足と足がクロスしている】
相手が、片足をもう一方の足に絡めて立っている・座っている時は、
●相手が、自分に気を許している
●相手の気分が良い
●相手がリラックスしている
状態をさします。
こういうときは、少し無理なお願いをしても、受け入れてもらいやすいでしょう。
【相手の足先が、話し手に向いている】
●話に興味がある
【顔と胴体は話し手の方を向いているが、足先だけが他の方向を向いている】
●話に興味がない
●相手が、退屈している
→相手の興味がある話題に戻すor質問を投げかけて、相手に話をして貰う
等の工夫をするといいでしょう。
【足を頻繁に組み替える】
座っているときに、足を頻繁に組み替えるのは、
●ストレスが溜まっている
●相手が、リラックスした状態で、会話に参加できていない
ことを表しています。
→相手の緊張を解くような話題を振るなど、
相手が安心して話せる空間を作ってあげることが大切です。
【豆知識!】
足を組む際に、どちらの足を上にするかで、
その人の性格や人となりを知ることができます。
万人に当てはまるという訳ではありませんが、一つの参考にして頂けると幸いです。
●左脚を上にして組む人 → 積極的な性格。自分のペースで話を進めたがる。
●右脚を上にして組む人 → やや内気な性格で、控え目。聞き役に回ることが多い。
【貧乏ゆすり】
●相手が、イライラしている
●不満がたまっている
ことを示しています。
→「簡潔に述べる」ことを心がけ、手短に話を切り上げるようにしましょう。
【両ひざをピタリと閉じている】
●あなたの意見に納得していない
●相手が、反対意見を持っている
→どこに納得がいかないのかを尋ね、説明を補う、お互いの妥協点を見出す等の
対応をとるといいでしょう。
【脚を開いている】
●あなたに対して、開放的
●あなたへの好意
を表しています。
【両脚を揃え、左右どちらかに足を流している(女性の着席時)】
●自信家
●少しプライドが高い
傾向にあります。
→相手の良いところを褒めると、
その後の会話がスムーズに進みます。
【その他】
14.3回以上繰り返し頷く相手は、注意が必要
相手が、3回以上繰り返しうなずく場合は、
●相手が、本音を隠している
●社交辞令として、うなずいている
可能性が高いです。
→この場合、相手の本音を探るような質問をするといいでしょう。
15.オーバーアクションのジェスチャーをする相手は、注意が必要
●ジェスチャーの頻度が、多い
●やたらと手を振りかざしたり、大げさなジェスチャーをする
これらには、主導権を握りたいという相手の本音が隠れています。
身振り手振りを使って力説されると、その勢いに押されて、
●相手に主導権を握られたり
●相手のいいように事が進んでしまう恐れがあります。
オーバーアクションのジェスチャーをする相手こそ、
冷静に付き合うようにしましょう。
16.「なるほど」を連発する相手は、注意が必要
相手が、「なるほど」を連発をしている時には
●早く自分が話したい
という本音が隠れています。
→この場合、話し手であるあなたが、相手に質問を振るなどして、
話の主導権を、相手に譲るといいでしょう。
まとめ
以上、今日は、「相手の仕草や表情、態度から、相手の心理を汲み取る16の方法」を紹介しました。
1.聴き手の目線の動きで、興味の有無が分かる
2.相手がどこを見るかで、嘘を見抜いたり、交渉を優位に進める事ができる
3.相手の言動を観察すれば、嘘を見破れる
4.相手が嘘をついているかどうかは、最後の不意打ちを狙う
5.人の本音は、顔の左側に出る
6.口を開いているか、閉じているかで、興味の有無、リラックスの度合いが分かる
7.顎の角度で、相手が反対しているかどうかが分かる
8.人には、3種類の笑顔がある
9.いつ、どんな姿勢で、腕を組んだかによって意味合いが異なる
10.飲み物の置いてある位置で、相手の本音が見て取れる
11.会話中の手の動きを見れば、相手の興味度が分かる
12.心の動揺を鎮めるために、自分の身体を触る
13.本音は足元にあらわれる
14.3回以上繰り返し頷く相手は、注意が必要
15.オーバーアクションのジェスチャーをする相手は、注意が必要
16.「なるほど」を連発する相手は、注意が必要
今日のブログを通じて、
●読者の皆様が、人間関係のストレスから解放されたり
●相手の傾向に合わせた処世術を身につける
一つの足掛かりになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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