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今日は、イライラしないための6つの思考法について紹介します。
●些細なことで、イライラしてしまう自分を変えたい
●毎日を笑って楽しく過ごしたい
と考えている方の一助になれば幸いです。
考え方ひとつで、怒りの感情はコントロールできる
「怒る・怒らない」の感情は、自分自身で選択をし、コントロールすることができます。
では、「怒る」という感情の選択を多くしているのは、
次の内どちらのタイプの人だと思いますか。
【A】毎日、イライラしている人
【B】毎日を笑って楽しく過ごしている人
答えは、【A】です。
毎日イライラしている人の方が、「怒る」という感情を多く選択しています。
では、「怒らない」という感情の選択をするには、
どのような考え方を持てばいいのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
考え方1:相手に見返りを求めない
人間関係において、怒りの感情を抱きづらいのは、次の内どちらの考え方だと思いますか。
【A】ギブ・アンド・テイク
<一例>
自分が親切にすれば、相手も親切にしてくれるはずだ。
【B】ギブ・アンド・ギブ
<一例>
自分が親切にするのは、「ただ単に、相手のために何かをしてあげたい」と思うから。
答えは、【B】です。
人間関係において、怒りの感情を抱かないためには、
●相手に見返りを求めない
●相手に過度な期待をしない
ことが大切です。
なぜなら、相手が、自分の期待通りの行動をしなくても
相手に対して、腹を立てずに済むからです。
例えば、忙しそうにしている同僚の仕事を、あなたが手伝ってあげたとします。
怒りの感情を抱かない考え方ができているのは、次のうちどちらだと思いますか。
【A】「役に立てて良かった」と考える。
【B】「自分が今回手伝ったのだから、自分が忙しいときには、
その同僚から助けて貰えるはずだ」といった期待を抱く。
答えは、もちろん【A】です。
【A】は、相手に見返りを求めない考え方ができています。
人間関係における教訓で、こんな言葉があります。
世の中で一番尊いことは、人のために奉仕して、
決して恩に着せぬことです。(福沢諭吉)
あんなにしてやったのに、
『のに』がつくと愚痴がでる。(相田みつを)
人間関係でイライラしてしまう人は、
「ギブ・アンド・テイク」ではなく、
相手に見返りを求めない「ギブ・アンド・ギブ」の考え方を持つようにしましょう。
考え方2:ネガティブな感情も自分の一部と受け止める
イライラしないためには、ネガティブな感情を否定するのではなく、
自分の一部として受け止めることが大切です。
ネガティブな感情になった際、対処法として実践しやすいのは、次の内どちらだと思いますか。
【A】ネガティブな考え方を、ポジティブな考え方に切り替える。
【B】ネガティブな感情と向き合いつつも、自分が自然とポジティブになれる時間(=趣味、自分の好きなことに打ち込む時間)を増やすようにする。
答えは、【B】です。
無理に自分のネガティブな感情を、打ち消す必要はありません。
アンガーマネジメントでは、ネガティブな感情を無くすのではなく、
ポジティブになれる時間を増やすことを大切にしています。
例えば、仕事でミスをして、落ち込んだとします。
そんなときには、落ち込んでいる自分の感情とまずは向き合います。
無理に、「失敗は成功のもと。この失敗を次に活かすぞ!」等と
ポジティブな考え方に切り替える必要はありません。
帰宅後、自分の好きなことに没頭して、
自分が、自然とポジティブになれる時間を過ごすようにしましょう。
そうすると仕事で落ち込んでいた感情も、
徐々にポジティブな感情や考え方に変わってきます。
ネガティブな感情になったときには、
無理に自分の気持ちに蓋をしないことが大切です。
考え方3:「変えられないもの」を受け入れる
次の内、皆さん自身で「変えられるもの」・「変えられないもの」はどれですか。
【A】相手の考え方
【B】自分の考え方
【C】未来
【D】過去
<答え>
変えられるものは、「自分の考え方」と「未来」です。
一方、変えられないものは、「相手の考え方」と「過去」です。
皆さんは、「自分では変えられない、どうすることもできないこと」に対して、
イライラしていませんか。
「自分には変えられないものがある」と受け入れるだけで、
怒りの感情を抑えられるようになります。
考え方4:相手に対する許容範囲を広げる
皆さんは、自分の譲れない価値観を持っていますか。
しかし、その譲れない価値観が原因で、
相手に対して、怒りの感情を抱いてしまった経験はありませんか。
イライラしないためには、
●自分の価値観を相手に押し付けない
●相手に対する許容範囲を広げる
ことが大切です。
例えば、5分前行動を徹底している上司のAさんがいたとします。
自分は5分前行動を徹底しても、部下には、それを強要しません。
部下が5分前に来なくても、時間内に来たらよしとします。
このように相手に対して、許容範囲を広げておくと、
自分とは違う価値観に遭遇しても、イライラしないで済みます。
考え方5:最高の結果を期待し、最悪に備える
皆さんは、新しいことを始める際、こんな感情を抱きませんか。
「上手くいかなかったら、どうしよう…」。
また、絶対に上手くいくと思っていたことが失敗したら、
「あぁ、なんでこんな結果になってしまったんだろう…」と落ち込みませんか。
このような「将来に対する不安」「気持ちの落ち込み」というのは、
怒りの感情の発生源になる場合があります。
※詳しくは、下記のブログをご覧ください。
では、将来に不安を感じたり、
気持ちが落ち込まないようにする為には、どうしたらいいのでしょうか。
答えは、簡単です。
最高の結果を期待しつつも、最悪な事態に備える。
これを実践すればいいんです。
最高の結果を期待すれば、将来に対する不安がなくなります。
また、最悪の事態に備えることができれば、
上手くいかなかったときに、落胆せずに済みます。
イライラしないためには、「楽天的な考え方」と「現実的な考え方」の二つをバランスよく持ち合わせることが大切です。
考え方6:好き嫌いを減らす
皆さんは、職場のなかに、好きな人、嫌いな人はいませんか。
人は、好きな人に対しては、自分との共通点を探し、
嫌いな人に対しては、自分とは異なる点を探す
傾向があります。
つまり、嫌いな人と居るとイライラしてしまうのは、
無意識に自分とは異なる価値観や考え方を探してしまっているからなのです。
嫌いな人は、「嫌い!」と決めつけるのではなく
●少し苦手な人
●自分に刺激を与えてくれる人
●自分にはない、新しい学びや気づきを与えてくれる人
と捉え方を変えるようにしましょう。
好き嫌いを減らせば、対人関係でのイライラを減らすことができます。
まとめ
以上今日は、イライラしないための6つの思考法について紹介しました。
1.相手に見返りを求めない
2.ネガティブな感情も自分の一部と受け止める
3.「変えられないもの」を受け入れる
4.相手に対する許容範囲を広げる
5.最高の結果を期待し、最悪に備える
6.好き嫌いを減らす
どれか一つでも実践していただけると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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