「自発的な部下」を育てる指導法

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3月も残りわずかとなりました。4月から新入社員を迎える方にとっては、「新人をどうやって育てていくか」といった課題を、抱えていらっしゃるのではないでしょうか。

今日はそんな皆さんのために、「自発的な部下」を育てる指導法について、紹介していきます。

 

皆さんは、部下を育てる上で、

「何度、同じことを言ったら分かるんだ!」

「何でも質問せずに、少しは自分で考えろ!」

と、部下に対して憤りを感じた経験はありませんか。

 

では、『仕事の習得が早く・自発的に行動ができる部下』を育てるには、どうしたらいいのでしょうか。

 

答えはいたってシンプル。

「指導の最後に、●●を追加するだけ」「●●を徹底させる」だけでいいんです。

 

それでは、順に説明していきますね。

 

<手順1>説明する

仕事を教える時には、「メモ」を取ることを徹底させましょう。

ただ説明を聴くのと、メモをしながら聴くのでは、「集中力」や「習得の早さ」に差が生じます。

 

 

<手順2>見本を見せる

業務の説明が一通り終わったら、見本を見せましょう。

 

 

<手順3>部下にやらせる

部下に、先ほど記入したメモを見ながら、実際に業務をやってもらいます。

このとき、部下が間違ったり、工程が抜けていたとしても、途中で口を挟まずに、最後までやらせるのがポイントです。

 

 

<手順4>●●●する

それでは、手順4には何が入るでしょうか?

 

【A】フィ―ドバックをする

【B】質問を投げかける

 

 

 

 

手順4には、【B】の「質問を投げかける」が入ります。

 

上司が間違いを指摘するのではなく、

質問を通じて、部下自身に「間違い」や「課題」に気付かせるのがポイントです。

 

例えば、部下が一通り業務を終えたら

「実際にやってみてどうだった?」と質問を投げかけるようにしましょう。

 

 

例えば、こんな風に質問を投げかけていきます。

 

 

上司:実際にやってみてどうだった?

 

部下:~の工程までは上手く出来たんですが、○○がよく分かりませんでした。

 

上司:私が最初に説明した時のメモはあるかな。

メモには、○○の部分について何て書いてある。

 

部下:あっ、△△の作業を忘れていました。

 

 

このように、質問を投げかけることによって、

部下は上司が指摘しなくても、自分のミスに気づくことができます。

 

新人を育てるときには、部下が業務に不慣れな分、

どうしても褒めることよりも、「指摘」や「注意事項」の方が多くなります。

 

「部下のために」と思って言っている指摘も、それが度重なると

部下にとっては「あー、またか・・・」「自分は全然だめだ・・・」等、自信を無くしたり、時には上司に対して苦手意識を感じてしまう恐れがあります。

 

部下との良好な関係を築く上でも、あえて指摘をせずに、質問を通じて部下自身に間違いを気付かせるというのは、とても有効です。

 

また、些細なことでも、自分で考えさせることを習慣化させれば、徐々に「自発性」や「行動力」が部下に備わっていきます。

 

ぜひ部下を指導するときには、

●「指導の最後に、"質問"を投げかける」

●「メモを徹底させる」

この2つを心がけてみてください。

 

 

数ヵ月後、1年後には、

『自発的に行動ができる部下』に成長しているはずです。

 

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

 

 

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