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今日は、「誰でもアイデアが思いつく12のアイデア発想法」について紹介します。
●アイデアって、そもそもどう考えたらいいの
●いいアイデアが思いつかない
といった悩みを持っている方の一助になれば幸いです。
1.課題を細分化して考える
アイデアを考えるときには、課題を細分化して考えるようにしましょう。
例えば、次の課題のうちアイデアを考えやすいのはどちらですか。
【課題A】:学生の学力を上げるにはどうしたらいいか
【課題B】:中学生の英語力を上げるにはどうしたらいいか
答えは、【B】です。
【A】のように「課題が大きすぎる/漠然としている」と
取っ掛かりがないため、アイデアが浮かびづらくなります。
それに対して、【B】は、「中学生の英語力」という風に、
課題を細分化しているので、課題に対するイメージがわき、アイデアを考えやすくなります。
課題が大きすぎて
●取っ掛かりが掴めない
●どこから攻めたらいいか分からない
といった時には、課題を細分化して考えるようにしましょう。
2.9つのマス目からアイデアを考えるマンダラート発想法
アイデアの切り口を多角的に考える『マンダラート』という発想法を紹介します。
方法は、下記の通りです。
Step1
まずはじめに、「3×3」の9マスを用意します。
Step2
中央のマス目に、メインテーマを書きます。
Step3
周囲の8つのマス目に、メインテーマから連想できる単語を書きます。
Step4
周囲のマス目を中心としたマンダラートを新たに8つ作ります。
Step5
すべてのマス目を埋めていきます。
そうすると、8×8=64のアイデアを得ることができます。
マンダラートは、アイデアの切り口を広げるのに有効です。
●アイデアに行き詰ったとき
●アイデアを多角的に考えたいとき
などに、マンダラートの発想法を利用してみてはいかがですか。
3.質問に答えながらアイデアを考える2つの方法
質問に答えながらアイデアを考える2つの方法を紹介します。
①オズボーンのチェックリスト
オズボーンのチェックリストとは、
アレックス・F・オズボーンによって生み出されたアイデアを考える際の9つの質問です。
■9つの質問
転用:他に使い道はないか
応用:他からアイデアが借りられないか
変更:変えてみたらどうか
拡大:大きくしてみたらどうか
縮小:小さくしてみたらどうか
代用:他のもので代用できないか
置換:入れ替えてみたらどうか
逆転:逆にしてみたらどうか
結合:組み合わせてみたらどうか
「アイデア生産性向上」というサイトは、キーワードを入れると、
オズボーンのチェックリストに基づいた63個の質問を自動的に表示してくれます。
サービスや新商品を考えるときに、おすすめです。
■サイトはこちら
②SCAMPER法
SCAMPER法は、オズボーンのチェックリストをより覚えやすく使いやすく改良したアイデア発想法です。
7つの質問の頭文字とってSCAMPER法(スキャンパー法)と名付けられました。
■7つの質問
S: Substitute 別のものに置き換えたらどうか
C: Combine 2つ以上のものを組み合わせたらどうか
A: Adapt 応用したらどうか
M: Modify or Magnify 修正か、拡大できないか
P: Put to other uses 他の使い道はないか
E: Eliminate or minify 削除か、削減できないか
R: Reverse or Rearrange 逆にするか、再編成できないか
今回紹介した2つの質問法を使い、ひらめき力アップを図りましょう。
4.四則演算でアイデアを考える
突然ですが、アイデアに対する捉え方として正しいのは、次の内どちらですか。
【A】アイデアとはゼロから生み出すものである。
だから、誰も考えたことのないような斬新なものでなくてはならない。
【B】アイデアとは、既存のサービス・商品・発想にプラスαの変化を加えることである。
答えは、【B】です。
『アイデアのつくり方』の著者ジェ―ムス・ウェブ・ヤング氏は、
「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外のなにものでもない」と述べています。
アイデアとはゼロから作るものではなく、
「既存のものとの組み合わせ」でいいのです。
では、
●「既存のものとの組み合わせ」とはどういうことか
●どのように考えたらいいのか
を解説していきます。
四則演算を使って、考えるようにしましょう。
四則演算とは、足し算・引き算・掛け算・割り算のことを言います。
では、実際の商品・サービスを使って説明していきます。
■足し算
スマートフォン=携帯電話+インターネット
■引き算
10分カットの床屋さん=床屋さんのフルサービス-洗髪-髭剃り
■掛け算
4色ボールペン=ボールペン×(黒、赤、青、緑)
■割り算
住宅ローン=3,000万円の一括払い÷30年
皆さんが知っているモノやコトを四則演算を使って組み合わせることで、アイデアは生まれます。
アイデアとは、誰も考えたことのないような斬新なものでなくていいのです。
5.顧客ターゲットのライフスタイルを徹底リサーチ!顧客インサイト
アイデアとは、提供する相手を想定し、
その人たちに受け入れられるアイデアを考えなくてはなりません。
そこで有効なのは、「顧客インサイト」というやり方です。
顧客インサイトとは、ターゲットの生活スタイルを徹底リサーチすることを言います。
例えば、
●朝は何時に起きて
●朝食は何を食べるのか
●通勤時間中は何をしているのか
●会社に着いたらまず何をするのか
●
●
など、顧客ターゲットの起床から就寝までの生活スタイルを観察していきます。
そうすると
●顧客ターゲットの悩み
●困っていること
●望んでいること
などが見えてきます。
顧客ターゲット像として心当たりの人がいたら、
どんな生活をおくっているのか徹底的にインタビューをさせてもらうといいでしょう。
6.未来年表を活用する
アイデアを考える上で、「未来の予測」や「社会の動向」について知っておくことはとても重要です。
そのとき役に立つのが、博報堂生活総研が掲載している「未来年表」です。
■サイトはこちら
「未来年表」には、国の制度変更、予想される市場規模など参考になる情報が沢山載っています。
将来のトレンドをいち早くキャッチしたい方、必見です。
また、企画のプレゼンをおこなう際に、
未来年表に基づいて、アイデアを提案すると説得力が増します。
なぜなら、未来の予測や社会の動向は、企画背景として重要な要素になるからです。
ぜひ「未来年表」を有効に活用するようにしましょう。
7.「改善点」を切り口にする
「改善点」を切り口にするとアイデアを考えやすくなります。
こんな問を投げかけてみるといいでしょう。
■今の良いところを、もっと良くするにはどうしたらいいか?
■今のダメなところを、改善するにはどうしたらいいか?
「物事をもっとより良くできないか」「改善の余地はないか」という視点で見ていくと、
アイデアが浮かんでくるものです。
普段から改善策を練る習慣を持つようにしましょう。
8.世の中の固定概念をくつがえす否定型発想法
アイデアを考える際に、物事の本質や固定概念を覆していくと
ユニークで斬新なアイデアが生まれやすくなります。
この考え方を、否定型発想法と言います。
例えば、ビールといって皆さんだったらどんなことを思いつきますか。
●ビールは、大人が飲むもの
●ビールには、泡がある
など、様々なイメージが浮かんだのではないでしょうか。
では、そのビールというイメージに対して、まったく逆の発想をしていきます。
例えば、先ほどのビールの例では、こんな風に逆の発想ができます。
ビールは、大人が飲む
↓
ビールは、子供が飲む
この逆転の発想で生まれたのが、「こども用ビール」です。
また、最近はやっている「大人の塗り絵」も否定型発想法のひとつです。
大人の塗り絵は、
「塗り絵=子供のあそび」といったこれまでの固定概念を覆した商品と言えます。
ぜひ皆さんも、常識や固定概念にとらわれない、
逆転の発想をしてみてはいかがですか。
9.Yahoo!知恵袋を活用して生活者の悩みを知る
人の悩みというのは、発想の着眼点になります。
例えば、テレビの通販番組を思い出してみてください。
通販番組で、こんなセリフをよく耳にしませんか。
「皆さん、こんなお悩みはありませんか。
そんな皆さんのお悩みを解決するのが、□□商品です。」
つまり、多くの商品・サービスが、生活者の悩みを解決するという視点で作られています。
では、生活者の悩みを、
コストをかけずに効率よく把握するにはどうしたらいいのでしょうか。
「Yahoo!知恵袋」がおすすめです。
サイトはこちら
Yahoo!知恵袋にアクセスすると生活者の悩みを知ることができます。
ぜひ活用してみてください。
10.お客様の声から着想を得る
お客様の声をキャッチする方法には、
●お客様から寄せられた感謝の手紙
●クレーム
●お問い合わせ
などがあります。
お客様の声には、アイデアのヒントが沢山隠れています。
では、これらのお客様の声を、どんな視点から読み解けばいいのでしょうか。
皆さんも一緒に考えてみましょう。
【A】お客様は、自社商品の何に1番期待をしているのか
【B】お客様は、どんなことに不便を感じているのか
【C】お客様は、数ある競合のなかで、なぜ自社商品を選んだのか
答えは、【A】【B】【C】すべて正解です。
この3つの視点を持ってお客様の声を読むと、
お客様の本音や求めていることを把握できるようになります。
皆さんも、お客様の声からアイデアの着想を得てみてはいかがですか。
11.Googleの画像検索で雰囲気を素早くつかむ
皆さんは、自分がよく知らない分野で、アイデアを考えないといけないとき、
まずはどんなことから始めますか。
こんな時おすすめなのが、Googleの画像検索です。
例えば、「おしゃれなカフェ」についてアイデアを求められたとします。
おしゃれなカフェについて、
●光が差し込む温かい空間
●緑があって癒される
●木目調の家具がいい雰囲気をかもしだしている
と文字だけで説明されたら、すぐにイメージがわきますか。
たぶんほとんどの方が、それだけでは「おしゃれなカフェ」をイメージできなかったのではないでしょうか。
では、Googleの画像検索で出てきた写真をみたらどうでしょうか。
■Googleの画像検索の写真はこちら。
写真からだと、おしゃれなカフェのイメージを瞬時に把握することができます。
人間の脳は、文字よりも写真を見た方が、理解が早いと言われています。
アイデアのお題に対して、全体の雰囲気をいち早くつかみたいと考えている方は、
Googleの画像検索を使ってみてはいかがでしょうか。
12.アイデアツアーに出かける
アイデアの着想を得るためには、現地にいって自分の足で情報を掴むことも大切です。
これをアイデアツアーといいます。
アイデアツアーには、主に下記の4つのやり方があります。
①顧客ターゲットがよく行く場所を選んで見に行く
②売り場を見に行って、下記をリサーチする
【競合はどんな売り方をしているのか】
・商品のキャンペーン
・商品陳列の仕方
・POPに書かれている内容
・お客様が何に反応し、何を手に取るか
【売り場全体では、何を訴求しているのか】
・季節のトレンド
・おこなっている催事
③売り場にある下記ツールを集める
・キャンペーンのはがき
・小冊子
・リーフレット
これらにはキャンペーンの仕組みや賞品の詳細などが記載されているので、
競合他社の動向を把握するのに役立ちます。
④競合品を購入し、使い勝手を試してみる
アイデアツアーに行くことで、本やネットでは得られない生きた情報を得ることができます。
皆さんも、アイデアツアーに出掛けてみてはいかがですか。
まとめ
以上今日は、「誰でもアイデアが思いつく12のアイデア発想法」について紹介しました。
1.課題を細分化して考える
2.9つのマス目からアイデアを考えるマンダラート発想法
3.質問に答えながらアイデアを考える2つの方法
①オズボーンのチェックリスト
②SCAMPER法
4.四則演算でアイデアを考える
5.顧客ターゲットのライフスタイルを徹底リサーチ!顧客インサイト
6.未来年表を活用する
7.「改善点」を切り口にする
8.世の中の固定概念をくつがえす否定型発想法
9.Yahoo!知恵袋を活用して生活者の悩みを知る
10.お客様の声から着想を得る
11.Googleの画像検索で雰囲気を素早くつかむ
12.アイデアツアーに出かける
どれか1つでも実践していただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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