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皆さんの周りにも、こんなタイプの人はいませんか。
●いつもイライラしている人
●いつも朗らかで、どんな時も態度が変わらない人
では、いつも朗らかな人は、怒りの感情をまったく感じていないのでしょうか。
答えは、Noです。
朗らかな人でも、怒りの感情を感じています。
では、「イライラしてしまう人」と「朗らかな人」は、どこが違うのでしょうか。
それは、
●怒りの感情を“未然に”防ぐ
●怒りの感情が起こっても、それを上手に対処することができる
といったスキルを「身に付けているか、いないか」の違いにあります。
今日は、「怒りの感情をコントロールするのが上手い人の3つの特徴」を紹介します。
怒りの感情と上手に付き合いたいと考えている人の、一助になれば幸いです。
1.「怒る・怒らない」の境界線を持っている
怒りの感情を上手にコントロールできる人は、
「怒る・怒らない」の境界線を明確に持っています。
例えば、
●相手が遅刻をしても、「やむを得ない理由」や「事前の連絡」を貰っていれば許す
●1回目のミスは許すけど、2回目からは怒る
など、「何が出来ていればOKなのか」・「何ができていなかったら怒るのか」といった、自分なりの判断基準を持っています。
つまり、怒りの感情を感じても、「これは怒るケースなのか」・「怒らないケースなのか」といったことを冷静に判断し、対処しているのです。
そこには、「今日は気分がいいから例外的に許しちゃおう、怒らないでおこう」
といったブレはありません。
自分が決めた「怒る・怒らない」の基準を、
“いつも一定に保っている”というのがポイントです。
皆さんも、「いつもだったら大声を上げて怒られるのに、
今日は同じことをしても、怒られなかった」という経験はありませんか。
それは、「怒る・怒らないの判断基準」が、その日の気分によって変わってしまうことで起こります。
そういった怒り方をする人は、「気分屋で、扱いにくい人だ」と周囲から思われる傾向にあります。
その一方、怒ることに対して、一本筋が通っている人は、
●誰に対しても態度が変わらない
●自分の考えやポリシーを持っている人だ
と周囲に好感を持ってもらえます。
皆さんも、
①自分がどんな時に「怒るのか・怒らないのか」という判断基準を持つ
②その判断基準を一定に保つ
といったことを実践してみましょう。
それだけで、怒りの感情と上手に付き合っていけるようになります。
どんな判断基準を持てばいいのかイメージが湧かないという方は、
下記を参考にしてください。
<怒る・怒らないの判断基準 一例>
●失敗やミスは、何回までなら許すか。
●遅刻は、何分までが許容範囲? どんな理由があれば、許すのか。
●一生懸命やった結果、上手くいかなかった事は怒る・怒らない?
●人としてこれをやったらNGということは?
●失敗を報告し、解決に向けて迅速に対応した部下は、怒る・怒らない?
●自分にも非があった場合、相手を怒る・怒らない?
●社会人としてのマナーやルールは、何が守られていなかったら怒る・怒らない?
Etc…
2.「自分の当たり前」に固執しない=許容範囲が広い
皆さんに質問です。
どちらのタイプの人の方が、怒りを感じない体質だと思いますか。
【A】相手の価値観や考え方を素直に受け入れる
【B】自分とは違う価値観や考え方を否定する・受け入れない
答えは、【A】です。
「相手の価値観・考え方を素直に受け入れる人」の方が、怒りを感じない傾向にあります。
それは何故でしょうか。
それは、「自分の価値観や考え方に“固執しない”」からです。
そのため、「こうあるべきだ」といった期待や理想通りに相手が行動しなくても、
●そんなやり方もある
●そんな考え方もできる
●そんな捉え方もできる
といった具合に相手を柔軟に受け入れることができます。
一方、「自分とは違う価値観や考え方を否定する・受け入れない」人は、
ちょっとした価値観の違いに、いつもイライラしてしまいます。
つまり、自分の価値観・考え方に固執しないで、
相手に対する許容範囲を広げていくことが大切です。
例えば、途中報告を自分からは積極的にしてこない部下がいたとします。
しかし、その部下は、いつもミスなく期限も守って、いい仕事をします。
このとき、部下に対して、許容範囲を広げた対応ができているのは、次の内どちらですか。
【A】そうはいっても報告をこまめに入れないことは良くないことなので、
部下のことを注意する。
【B】ミスなくいい仕事ができているのであれば、途中報告がない事には目をつぶる。
答えは、【B】です。
部下からしたら、
●慣れた仕事だし、わざわざ上司に途中報告を入れる程でもない
●特に問題も発生していないし、上司に報告する程でもない
といった価値観、考え方を持っているのかもしれません。
そんな部下の価値観も受け入れながら、
「ミスなくいい仕事が出来ているのであれば、途中報告がないことも良しとする・許す」
といった考え方をした方が、相手に対して、いちいちイライラしなくて済みます。
また、相手を変えるのではなく、自分が変わるといったやり方もあります。
先ほどの例では、下記を実践することで、部下からの報告を促すことができます。
●上司の方から、「あの件は、順調?困っていることはない?」と働きかける
●「この作業まで終わったら、報告を入れて欲しい」と
報告のタイミングを部下に予め指定しておく
自分の考えや価値観を持つことは大切ですが、「それが絶対だ」と思わないことが重要です。
育ってきた環境や、これまでの経験、性格も違えば、
一人ひとり様々な価値観・考え方を持っていて当然です。
それを否定するのではなく、柔軟に受け入れていくことが、相手に怒らない近道です。
3.自分がどのような価値観、「べき思考」を持っているかを周囲に伝えている
怒りの感情をコントロールするのが上手い人は、
自分の大切にしている価値観や考え方を、積極的に周囲に伝えるようにしています。
では、なぜそれが大切なのでしょうか。
例題を使って説明していきましょう。
例えば、時間に厳しいAさんがいたとします。
Aさんは、「相手を待たせる・遅刻をする」といった行為が大嫌いです。
そのため、Aさんはどんな時でも5分前行動を心がけています。
そんななか、Aさんの部下が、集合時間ギリギリになって、ミーティングに現れました。
その時、Aさんは部下に対して、
「なんで、時間に余裕を持って行動しないんだ!!」と怒りをあらわにしてしまいました。
では、この部下への怒りの感情を、どうしたら未然に防ぐことが出来たでしょうか。
皆さんも一緒に考えてみましょう。
【A】「5分前行動を徹底して欲しい」と部下に予め伝えておく
【B】部下が遅刻をすることを見越して、集合時間を5分早めに伝えておく
答えは、【A】です。
部下に対して、「5分前集合を徹底して欲しい」と事前に伝えていたら、
部下もそのように行動したことでしょう。
このように自分が「こうあるべきだ」「こうして欲しい」と考えている価値観を、
日頃から周囲に伝え理解してもらうことで、怒りの感情の発生を未然に防ぐことができます。
部下や同僚が、自分の思う通りに行動してくれないという人は、
●自分は何を大切にしているのか
●相手に対して、どんな行動を求めているのか
といったことを具体的に分かりやすく、相手に伝えるようにしましょう。
「言わなくても分かってくれるだろう」という考え方ではなく、
積極的に自己開示をしていくことが大切です。
まとめ
以上今日は、「怒りの感情をコントロールするのが上手い人の3つの特徴」を紹介しました。
1.「怒る・怒らない」の境界線を持っている
2.「自分の当たり前」に固執しない=許容範囲が広い
3.自分がどのような価値観、「べき思考」を持っているかを周囲に伝えている
どれか一つでも実践していただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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