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リーダーには、チームの目標を各メンバーに振り分けて、
●各人の目標を設定し
●進捗状況を管理する
といった役割があります。
今日は、メンバーのやる気と達成力を高める「目標管理」の方法を5つ紹介します。
●チームの目標を何としても達成させたい
●チームのレベルアップを図りたい
と考えているリーダーの一助となれば幸いです。
1.目標設定のキーワードは、「ストレッチ目標」と「●%のバッファー」
メンバーに対する「目標設定」で留意するポイントは、2つあります。
1つは、ほどよい難易度の「ストレッチ目標」を設定することです。
目標はハードルが高すぎると、中には最初から諦めてしまう人もいます。
逆にハードルが低すぎると、メンバー自身の成長を促すことができません。
つまり、メンバーが、現状にプラスαの「取り組み」や「創意工夫」をして、
初めて目標を達成することのできる難易度を上げた目標を設定することが大切です。
目標が、去年と全く同じでは、意味がありません。
メンバーが目標を達成することで、自己成長ができるような目標を設定しましょう。
目標設定のポイント2つ目は、「目標にバッファー(余裕)を組み込む」です。
確実に目標を達成できるよう「本来達成したい目標」に対して、目標値を上乗せします。
では、皆さんに質問です。
目標を何パーセント上乗せするのが、ベストだと思いますか。
【A】5%
【B】10%
【C】20%
答えは、【A】の5%です。
例えば、メンバーのAさんに最低でも500万円の売上を達成して欲しいとします。
この場合は、5%のバッファー(余裕)を組み込んで、目標売上を525万円とします。
なぜメンバー1人につき、5%のバッファーを組み込む必要があるのかというと
理由は3つあります。
①目標の達成確率を上げる。
②5%だと、上乗せされてもメンバーが負担に感じない。
③メンバー1人に対する上乗せは少なくても、
チーム全体でみると、目標に対するバッファーが大きくなるから。
※仮にメンバーが5名いた場合、チーム全体でのバッファーは25%になります。
『5%のバッファー×5人分=25%のバッファー』
確実にチームの目標を達成したい方は、メンバー1人ひとりの目標に5%のバッファーを組み込む。
ぜひ実践してみてください。
2.メンバーがイメージしやすい身近な数字に落とし込む
突然ですが、下記の目標のうちメンバーがイメージしやすいのは、どちらですか。
【A】売上を103%にアップさせる
【B】今まで1日100個売っていた商品を、1日150個売れるようにする
答えは、もちろん【B】です。
【B】は、目標達成に向けて具体的に何をしたらいいのかが明確です。
その一方【A】は、目標が漠然としすぎています。
その為、目標を設定されても自分事と捉えて本気モードになるかといったら、難しいでしょう。
このようにメンバーが目標を理解できるよう、
身近な数字を使って、目標をかみ砕いて伝えることが重要です。
その理由は3つあります。
①メンバーに自覚が生まれる
②目標達成に向けて、メンバーがアイデアを出し合うようになる
③目標の達成度合いを、毎日確認・点検できる
目標に対して、メンバーが受け身であると感じているリーダーは、
目標を身近な数値に落とし込んでみてください。
3.期間にわけて目標を細分化する
目標は、メンバーがイメージしやすいよう
可能な範囲で「年間→月間→週別→日別」と細分化することが大切です。
ここでの留意点は1つです。
年間目標を月間目標に細分化するときには、単に12分割するのではなく、
昨年のデータから月別の変動指数を出し、それを基に考えましょう。
例えば、1月に平常月の2倍の売上があったら、
目標値も平常月の2倍にします。
月別の変動指数は、
「その月の売上実績÷月平均売上実績」で計算できます。
月別の変動指数を出すメリットは、メンバーと繁忙期(=がんばる時期)を共有できる点です。
繁忙期(=がんばる時期)がメンバーに共有されていると、
①メンバーが繁忙期をずらして、有休を取るようになる
②残業も繁忙期だからしょうがないと割り切って頑張ってくれる
といった効果があります。
「メンバーが残業を嫌がる・忙しい時期に限って有休を取得する」といった事で悩んでいるリーダーは、月別の変動指数に合わせて月間目標を設定する。
ぜひ、実践してみてください。
4.進捗管理のチェックポイントを設ける
メンバーの目標達成度合いを、可能な範囲で「年間→月間→週別→日別」と細分化して定期的にチェックしていくことが大切です。
目標管理には、「月間、週別」など期間で分ける以外にも、
主に下記3つのやり方があります。
①得意先ごとに分ける
②商品ごとに分ける
③プロジェクトごとに分ける
目標管理で大切なポイントは3つです。
①外せない目標管理の「タイミング」と「点検項目」を設ける
例えば、「目標を達成するには、毎月15日までに、売上の60%を達成している必要がある」など、目標の進捗管理をする上で、外せない途中経過の点検日を設けるようにしましょう。
途中経過の時点で、目標の数値を達成できていなくても、巻き返しが図れるよう、
点検日に余裕を持たせることが大切です。
②今後の見通しを立てる
「このままいけば目標を達成できるのか、できないのか」予測を立てましょう。
直観に頼らずに、昨年のデータなどを参考にすることが大切です。
③臨機応変に新たな対策を講じる
「目標の達成が難しい」と〝予測“を立てた場合は、
早急に対策を練り、メンバーに新しい指示やアドバイスを行いましょう。
どの方法で、どんなタイミングで目標の進捗管理を行うのが、
●メンバーのやる気を高めるのか
●成果を出すことに繋がるのか
この機会に少しでも考えてみていただけると幸いです。
5.目標の達成度合いを掲示する
目標の達成度合いを「見える化」することも大切です。
例えば、商品の返品率を下げるために、
「1カ月あたりの返品件数を3件に抑える」といったチーム目標を掲げたとします。
このとき、職場のホワイトボートに、下記3点の情報を毎日公開します。
●チーム目標:1カ月あたりの返品件数を3件に抑える
●昨日の返品件数(例:0件)
●今月の累計返品件数(例:2件)
目標の達成度合いを見える化する利点は、3つです。
①情報をメンバー全員で共有できる
②目標に対する意識が高まる
③チームの団結力が高まる(みんなで協力し合って目標を達成しようとする)
例では、「返品件数を減らす」でしたが、チームの目標に合わせて、
●売上
●コスト削減
●新規顧客の開拓件数
●クレーム件数
など、掲示する内容を臨機応変に変えていっていただけると幸いです。
まとめ
以上、今日は、メンバーのやる気と達成力を高める「目標管理」の方法を5つ紹介しました。
1.目標設定のキーワードは、「ストレッチ目標」と「5%のバッファー」
2.メンバーがイメージしやすい身近な数字に落とし込む
3.期間にわけて目標を細分化する
4.進捗管理のチェックポイントを設ける
5.目標の達成度合いを掲示する
どれか一つでも実践していただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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