聴き手の心を動かす5つのプレゼン構成テクニック

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今月のブログテーマは、「プレゼン」です。

 

今日は、プレゼンとは何かを説明した上で、

聴き手の心を動かす5つのプレゼン構成テクニック」について紹介します。

 

説得力のある、分かりやすい説明ができるようになりたい

簡潔に話ができるようになりたい

と考えている方の一助になれば幸いです。

 

プレゼンとは何か

皆さんはプレゼンに対して、どんなイメージを持っていますか。

では、次の内プレゼンに含まれるのはどれでしょうか。

 

【A】大勢の前で話す

【B】商談

【C】会議

【D】業務報告

【E】面接試験

 

 

 

 

答えは、【A】~【E】全てがプレゼンに含まれます。

 

プレゼンというと「大勢の前で話す」というイメージを持つ方が多いですが、

聴き手が1人でもいれば、それはプレゼンに含まれます。

 

つまり、日常業務のなかで、プレゼンというのは身近に存在し、

どのビジネスパーソンにとっても欠かせないスキルなのです。

 

プレゼンの目的とは何か

プレゼンの目的には、「①説明をする」「②聴き手を動かす」の2つがあります。

 

説明をする」とは、プレゼンを通じて、内容を相手に理解してもらうことを指します。

 

聴き手を動かす」というのは、プレゼンを通じて、相手に「購入してもらう」「採用してもらう」「承認してもらう」等を指します。

 

つまり、プレゼンというのは、いくら説明が上手くても、目的を達成できなければ意味がありません。

プレゼンでは、目的を明確にし、目的を達成するための戦略を練ることが大切です。

 

プレゼンの内容を考える=聴き手を理解する

プレゼンの内容を考える上で、次の内適切だと思うのはどちらですか。

 

【A】自分が、話したいことを話す

【B】聴き手が、聴きたいと思うことを話す

 

 

 

 

答えは、【B】です。

プレゼンでは、聴き手のニーズをよく分析し、

聴き手の課題・興味・関心に沿った内容を話すことが重要です。

 

例えば、「機能」について興味がある人に、

「デザイン」の良さをいくら伝えても、聴き手の購買意欲を刺激することはできません。

 

「聴き手が何を求めているのか」を把握することが大切です。

 

 

また、プレゼンの見せ方も、

聴き手の趣味思考に合わせて、臨機応変に変えていく必要があります。

 

「データによる裏付け」を重視する人もいれば、

写真やイメージ図

サンプルや模型

論理的図解

などを見せられると、「心が動く」人もいます。

 

どんな見せ方をしたら、聴き手は納得をしてくれるのか。

聴き手の傾向を把握し、その人にあったアプローチの仕方を検討していくことが大切です。

 

5つのプレゼン構成テクニック

これから紹介する5つのプレゼン構成テクニックは、スピーチや報告・連絡・相談、日常会話まで様々な状況で使うことができます。

プレゼンの構成を考える上で、一つの参考にしていただけると幸いです。

 

1.【要点提示法】

要点提示法とは、まず要点を先に提示し、それから一つひとつを詳しく説明していきます。

そして最後に、「まとめ」としてもう一度要点を繰り返します。

 

<一例>

 

■【要点】

A商品の売りは、「軽量」「新機能」「低価格」の3つです。

 

■【詳細】

1つ目の売りの「軽量」ですが‥‥‥(詳しく話す)

2つ目の売りの「新機能」ですが‥‥(詳しく話す)

3つ目の売りの「低価格」ですが‥‥(詳しく話す)

 

■【まとめ】 ※要点を繰り返す

このようにA商品は、「軽量」「新機能」「低価格」の3つの売りで、

お客様満足度95%を誇っています。

この機会にぜひA商品のご検討の程よろしくお願いいたします。

 

 

<要点提示法の特徴>

最初に要点を述べるので、「どんな話をどんな順番でするのか」が分かりやすい。

要点を「最初」と「最後」に2度繰り返すので、要点を聴き手に覚えてもらいやすい。

 

<要点提示法の留意点>

要点を3つに絞る。

要点が3つ以上になると、聴き手が要点を覚えにくくなります。

 

<要点提示法を使う状況>

製品紹介、会社説明会、講演会など

 

2.【PREP法】

PREP法とは、最初と最後に「結論」を提示し、その間に「理由」と「具体例」を述べる方法です。

 

<一例>

 

【結論】:Point

たばこは辞めるべきです。

 

【理由】:Reason

なぜなら、身体によくないからです。

 

【具体例】:Example

例えば、肺がん死亡者のうち、男性の70%・女性の20%が、

喫煙が原因だとされています。

 

【結論】:Point

以上のことから、たばこは辞めるべきです。

 

 

<PREP法の特徴>

結論を先に述べるので、内容が理解しやすい。

(聴き手が、社長や役員などの忙しいビジネスパーソンの場合におすすめです。)

結論を「最初」と「最後」に2度言うので、結論が記憶に残りやすい。

 

<PREP法の留意点>

具体例は多くても、3つまでにしましょう。

具体例が多いと話が長くなり、分かりにくくなります。

 

PREP法の各段階に入る前に、「なぜなら」「例をあげると」「以上のことから」などの接続詞を入れるようしましょう。

接続詞を入れることで、「いま何について話しをしているのか」が、分かりやすくなります。

 

<PREP法を使う状況>

問題解決、企画提案、報告、連絡など

 

3.【時間軸法】

時間軸法とは、時間の流れに沿って話を組み立てる方法です。

 

■「過去→現在→未来」

 

「過去」から始める場合は、

聴き手が抱えている問題→解決策→効果」の順番で話を進めます。

 

<一例>

 

【過去】・聴き手が抱えている問題

「毎朝の満員電車にぐったり」という皆さんに朗報です。

 

【現在】・解決策

朝型の仕事術を取り入れると、

 

【未来】・効果

満員電車から解放されるだけではなく、

朝の誰もいないオフィスで、集中して効率的に仕事を片付けることができます。

 

 

■「未来→現在→過去」

 

「未来」から始める場合は、

問題解決後の姿→解決策→解決すべき問題」の順番で話を進めます。

 

<一例>

 

【未来】・問題解決後の姿

満員電車から解放され、朝の集中している時間帯に、

誰にも邪魔されずに、効率よく仕事を片付けたいと思いませんか。

 

【現在】・解決策

そのためには、「朝型の仕事術」を取り入れるのがお勧めです。

 

【過去】・解決すべき問題

そうすれば、毎朝、満員電車でぐったりしてしまう自分とおさらばすることが出来ます。

 

<時間軸法の特徴>

結論を最初に言わない。

結論をじらすことで、「どういうことなのか知りたい!」という聴き手の興味関心を引き出すことが出来ます。

 

<時間軸法の留意点>

冒頭に、聴き手が「共感できる内容」「もっと続きが知りたい」と思える内容を持ってくるようにしましょう。

冒頭で、聴き手の興味関心を引き付けられない場合は、「で、結論は何?」「回りくどいんだけど」と聴き手をイライラさせてしまう場合があります。

 

<時間軸法を使う状況>

新製品発表、スピーチ、企画提案など

 

4.【一点三例法】

一点三例法では、1つの結論に対して、それを裏付ける証拠や事例を3つ紹介します。

 

<一例>

 

【結論】

営業職の方には、「プレゼンテーション研修」がおすすめです。

 

【証拠・事例】①

研修受講後、成約率が上がったと答えた方は82%います。

 

【証拠・事例】②

プレゼンテーション研修の満足度は、95%です。

 

【証拠・事例】③

研修受講者の方からは、こんなお声をいただいております‥‥

 

★【次につなげる一言】★

毎月、プレゼンテーション研修の「無料・2時間お試し研修」を開催しておりますので、

まずはお気軽にご参加ください。

 

<一点三例法の特徴>

一点三例法は、説明時間が短く、

「まずはお試し下さい」などの小さな目的を達成したい場合に使います。

3つの証拠や事例を述べるのは、3つのうちどれか1つでも、聴き手の興味・関心に引っかかるようにする為です。

 

<一点三例法の留意点>

最後に「次につなげる一言」を添えると、聴き手の行動を促すことができます。

このとき、ハードルが高くなく気軽に試せるような内容を伝えるのがポイントです。

 

<一点三例法を使う状況>

アポなし訪問をした取引先、展示会など

 

5.【KK法(結論+根拠)】

KK法とは、「結論と根拠」この2つをシンプルに述べる方法です。

 

<一例>

 

【結論】

Aよりも、「B」を取り入れるべきです。

 

【根拠】

なぜなら、Bの方が2倍コストダウンに繋がるからです。

 

<KK法の特徴>

KK法は、プレゼンに限らず、上司への報告や会議での発言、メールの文章など日常業務のなかで身近に使うことができます。

 

<KK法の留意点>

余計な言葉や、「えー、あのー」などの口癖が入ってしまうと、

「回りくどい」「自信がなさそうだ」という印象を聴き手に抱かせるので注意が必要です。

 

<KK法を使う状況>

朝礼、報告、連絡、相談、名刺交換など

 

まとめ

以上今日は、聴き手の心を動かす5つのプレゼン構成テクニックを紹介しました。

 

1.要点提示法

2.PREP法

3.時間軸法

4.一点三例法

5.KK法

 

目的や状況に合わせて、プレゼンの構成方法を取捨選択していっていただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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