リーダーシップ

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到達目標

●部下との信頼関係を築くことができる。

●PDCAサイクルに基づいて部下を育成する方法を習得する。

●目的や状況に合わせて、リーダーシップのスタイルを臨機応変に変えることができる。


研修の内容

リーダーとは、チームの目標達成に向けて、部下を牽引し自主性ややる気を引きだしながら、部下の能力を最大限に発揮させる人のことを言います。リーダーの役割としては、「①メンバー育成」「②リーダーシップ」「③チームマネジメント」があります。この3つの役割を遂行していく上でベースとなるのが、部下との信頼関係です。

この講座では、リーダーの役割を支える「部下との信頼関係の築き方」から、上記3つのリーダーの役割について、学習していきます。

研修プログラム例

1.リーダーの役割
(1)リーダーとは
(2)経営者がリーダーに臨むこと
(3)部下がリーダーに臨むこと

2.日頃の部下との接し方を振り返る
(1)傾聴スキル
(2)部下とのコンタクト回数
【ワーク】自己診断シート

3.部下が自発的に報・連・相をするようになる5つの方法
(1)報・連・相のタイミングを「作業工程」で指定する
(2)報・連・相のタイミングを「時間帯」で指定する
(3)「相談する基準」を決めておく
(4)上司の方から、報・連・相を働きかける
(5)「また上司と話がしたい」と思わせる
【ワーク】事例検討

4.「ネガティブな報告」を受けたときに、上司がするべき2つのこと
(1)労いの言葉をかける
(2)解決策について質問する

5.PDCAサイクルに基づいて部下を育成する方法
■Plan
(1)部下に任せたい仕事を羅列する
(2)職務遂行に必要なスキル、知識をあげる
(3)仕事ごとに「目標」を細分化する
(4)教える順番を決める
(5)5W1Hに基づいて指導計画をつくる
■Do
(1)仕事の手戻りを防いで、指示事項がしっかりと伝わる指示の仕方
【ワーク】事例検討、指示出しの練習
(2)自発的な部下を育てる指導法
■Check
(1)「身に付いた能力」と「身に付いていない能力」を明らかにする
(2)部下を認めた上で課題を伝える
【ワーク】フィードバックの練習
■Action
(1)できない原因を考える
(2)「知識」or「実践」のいずれかで教え直しを図る

6.DiSC理論に基づいた部下のタイプ別指導法
■D:主導型(Dominance)
 少し高めの目標を設定する、信じて任せる
■i:感化型(influence)
 褒める、コンタクト回数を増やす
■S:安定型(Steadiness)
 段階的にチャレンジをさせる、具体的なやり方・手順を示す
■C:慎重型(Conscientiousness)
 仕事の目的や全体像を説明する、リスクや失敗に対する許容範囲を示す
【ワーク】部下のタイプ分析と効果的な指導法を考える

7.目的や状況に合わせて6つのリーダーシップ・スタイルを使い分ける方法
(1)指示命令型
(2)ビジョン型
(3)友好型
(4)意思尊重型
(5)模範型
(6)育成型
【ワーク】自己のリーダー・シップの特性を知る
<事例検討>
・売上が低迷するチームを早急に立て直す場合
・職場の風土を改善する場合 

8.リーダーが変われば、チームは変わる
(1)組織風土を改革する6つの構成要素
 ①自由度
 ②責任感
 ③目標感
 ④公平感
 ⑤方向感
 ➅一体感
【ワーク】チームの組織風土を測る診断シート
(2)組織風土を改革する2つの方法
 ①改善すべき点を1つor2つに絞る
 ②チームとして最低限押さえておくべき構成要素から改善する
【ワーク】チームの強化すべき構成要素を考える

9.部下のやる気と達成度を高める目標管理
(1)ストレッチ目標と5%のバッファー
(2)イメージしやすい具体的な数字に落とし込む
(3)期間に合わせて目標を細分化する
(4)進捗管理のチェックポイントを設ける
(5)目標の達成度合いを掲示する

10.リーダーのお悩み解決
【事例Ⅰ】初めてリーダーになった人が陥りやすい5つのNG行動と対処法
(1)部下の短所にばかり目がいく
(2)部下のタイプに合わせて指導法を変えない
(3)年上の部下に気を使いすぎる
(4)部下への口出しやチェックが多くなる=部下に仕事を任せない
(5)チーム目標=自分の目標になる / 自分自身の目標を見失う
【事例Ⅱ】プレイング・マネジャーが抱える5つの悩みと解決法
(1)いつも時間に追われて忙しい
(2)部下指導が上手くいかない
(3)上司が自分の大変さを分かってくれない
(4)プレイヤーとしての成績が下がる
(5)ストレスが溜まる

11.まとめ / 質疑応答

ビジネスシーンで役立つポイント

リーダーが、部下からの「報・連・相を受ける」上で大切なことは、2つあります。

(1)認める
部下が話している内容から、1カ所でもいいので「いい所」を見つけて、それを褒めてあげるようにしましょう。

(2)気づきやヒントを与える
報・連・相の中から、部下の困っている事を把握し、それに対して部下自身で答えを導きだせるよう質問を投げかけましょう。

上司と話すと、「何だかやる気がでる」「気づきが多い・勉強になる」と思わせるのがポイントです。報・連・相の受け方を身に付ければ、どんな部下とも気持ちよく仕事を進めていけるようになります。


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